2018年3月31日土曜日

【No150】第8回_生産性向上その1~フラットな関係~


おはようございます。

今日もお付き合いください。

生産性はスピードに関係します。

そのスピードと直結するのは人間関係です。

さらに言えば、「垣根のない人間関係」です。

会議でも上司部下関係なしに、
オープンな討論ができる関係です。

垣根のない関係は、
個人の責任感を増すことにもつながります。

いち部下の発言でなく、
プロジェクトメンバーとしてのフラットな立場での

発言です。

責任のある発言を繰り返すと、
人は成長します。

責任感も向上し、
自分がしなければならないことを定め、

自主的に行うようになります。

上司は、無視をしないように負荷を見定めて
力量を図るだけでいいのです。

そうすれば、個々の力量から判断した根拠のある、
意思決定の迅速さへとつながります。

その一つとして、悪い要素もオープンにしやすいから。

そして、フォローやバックアップが早期にできることで、
生産性は向上します。

社外でもそうです。

フラットな関係は、活発な意見交換を生みます。

新たなビジネスや余暇の充実へと展開します。

私は、技術士の有志で受験指導を5年しています。

4回程度のセミナー&懇親会へ参加します。

会社が異なりはしますが、目指す方向性は一緒です。

ですから、ビジネスや余暇の話もフラットにしています。

ぜひ、このような関係を社外でも作る仕組みができ、

業務以外のモチベーション向上による

業務の生産性向上へつなげていただきたい。

2018年3月30日金曜日

【No149】第7回_生産性向上その1~決めて行動する時間管理~


おはようございます。

今日もお付き合いください。

余談ですが、今日は47歳の誕生日です。

余談すぎましたね。

失礼しました。

さて、「忙しくて、できなかった。」という言い訳。

「仕方ないね。」という返答。

日本の常識的な会話にはあります。

時間を管理できない人は、

決めて行動することはできません。

私は、期限を守る派です。

期限を決めて、守ることを徹底するだけで、

決めて行動ができます。

それが時間管理の一番の方法だと考えます。

今、今日やることはこれときめ、

できなければ期限が守れないという

プレッシャーをかけます。

基本残業はしない(したくない)ので、

残業しても2時間以内と決めます。

そのタイムリミットから逆算して、

いつまでにどこまでできていないといけないか?

という工程を引きます。

あとは、バッファが入るかどうか。

ひたすら目標に向けて邁進します。

昼食、休憩は時間に必ず入れます。

息抜きは生産性を高めるのです。

絶対に外してはいけません。

決める勇気は必要です。

中には、残業して残業代をもらう

という人もいるでしょう。

その人は、逆にタイムマネジメント力が

あるのではないでしょうか?

ある程度の時間を決めて残業する。

これも立派なタイムマネジメントです。

しかし、経営側の生産性向上とは

相反する部分です。

いかに生産性を上げるタイムマネジメント

へ移行してもらうか?がポイント。

一番は、退社後の有意義な時間を持ってもらうこと。

さらに、残業を貯金するという考え方。

残業は、すれば支払いされます。

しなければ支払われません。

だから、残業代を時間で返すのです。

残業した時間は、次の日以降に仕事する時間を減らす。

時間口座として貯蓄して、清算する仕組み。

日本では、労働基準法の関係でできませんが、

時間を実のお金でなく時間で返すこと。

その時間を余暇や趣味、副業に充ててもらうこと。

よりよい人生価値を提供する仕組みではないかと考えます。

そうすれば、決めて時間管理が容易にできると推定します。

ぜひ、自主的に上記取り組みを考えてみて、

自らご褒美を上げる仕組みを考えてみてください。

2018年3月29日木曜日

【No148】第6回_生産性向上その1~必要な言葉~


おはようございます。

今日もお付き合いください。

日本の文化は「気配り」、「忖度」です。

それができる人が出世します。

しかし、多様化・情報化社会の中では、

情報量が多く、気配りや忖度にも限界があります。

だから、しなければならないことは、言葉で伝えて

いかなければなりません。

私も会議前には、上司から聞かれることをそうていして調べておくことで

質問への対応力がUPするという思いから、調査をします。

これは、忖度です。

前述したように、様々な業務内容を複数同時にこなす中、

単に仕事量が増えるだけです。

顧客へのプレゼンは、目的や伝えるべきことが明確であるため、

段取り八割の原則が通用します。

しかし、

これからしておかなければならないかもしれないこと

への仕事はエンドレスになります。

そのため、最近では以下の取り組みをして生産性を上げるようにしています。

1)質問する。

260%の出来で意見を求める。

たったこれだけです。

「(1)質問する」意図は、答えは複数あり選択肢によっては

パターンが異なると推定できるから。

また、質問の最後に

「では、確認させてください。主旨は・・・と考えました。」

と最後の質問をします。

異なれば、再度質問です。

忙しい上司の時間を割くのはなかなか難しいですが、

できるだけ最初に精度を上げておくことが、

仕事の質とモチベーション維持につながります。

特に「常識」と思うことでも質問をしておきます。

私の常識との乖離を確認するのです。

長年同じ業界や仕事をしていると

曖昧な表現でも忖度してしまします。

しかし、間違っていることもあります。

大事なのは、言葉の意図が表現と一致しているかです。

表現とは、文章や形にしたときの容姿です。

私は、様々な業界の人との打ち合わせや転職2回の経験から、

表現には気を付けています。

言葉の中身を知り、表現することができれば

生産性は格段に向上します。

また、60%の時点で確認を取ることも大事です。

方向性の早期修正ができるからです。

資料作り中に、内容の変更の可能性はあります。

特にプロジェクトが暗礁に乗り上げているとき。

早めの軌道修正は依頼者と作成者お互いのストレスを軽減

させてくれます。

この質問することと60%資料提出により、

会議資料の目的がはっきりして

資料を使った会議では、

「決められる会議」

へ変化します。

会議は、意思疎通の場ではなく、

意思決定の場です。

だから、時間は短くていいのです。

意思疎通は、事前資料の読み込みでできます。

会議前に担当者へのディスカッションでもできます。

生産性向上とは、そのようなことの積み重ねからできると考えます。

ぜひ、必要な言葉を考えて業務に挑んでください。

2018年3月28日水曜日

【No147】第5回_生産性向上その1~会話力~


おはようございます。

今日もお付き合いください。

今日は、会話力について書きます。

じつは、私は会話が苦手でした。

元々、前に出るタイプではない、目立たない(目立とうとしない)人でした。

社会人24年になると、図太くもなるもので・・・

よく、しゃべることができるようになりました。

意思の疎通は、

会話よるコミュニケーションの重要性

を学びました。

社会人1年目、大阪の南地区という

色濃い地域のある中小企業に就職しました。

職人肌の人が多く、

町全体も「だんじり」の時はお祭り騒ぎです。

会社も休みになりました。

そこで私の人生で変化を与えてくれたのが

「会話力」

のすごさです。

設計の立場でありながら、

生産管理、調達、出荷依頼、品質確認、現地据え付け・・・

時には、営業同行での現場打合せ、実測、レイアウト作成

仕様書作成・・・・

いろいろしなければなりませんでした。

年間80物件/人をこなすという過酷な日々・・・

物件規模も数百万から数千万、たまに億単位・・・

そのため、すべてのことを知らないと

とても仕事が完了しませんでした。

しかし、自分一人では限界があります。

そこで、毎日数回は工場を回り、

職人たちとの会話をしました。

抜けや漏れ、不備や新たな知見を知るために・・・

営業には、毎日問い合わせや確認を行いました。

おかげさまで、4年目にはある程度の物件を仕切れるようになりました。

最初は図面を投げられ、話を聞いてもらえない日々・・・

毎日

「おはようございます」

「いつもありがとうございます」

「この部品は加工できますか?」

などなど・・・

年齢が上下関係なく、教えてもらう立場として

通いました。

この会話力は

質よりも量がモノを言ったようです。

つまらない小さなことから積極的に

声をかける姿勢・・・

認められたのだな~

と実感したのは、退職時。

連日の飲み会には感謝です。

本当にここを去るべきなのか・・・

真剣に悩みました。

しかし、皆さんは暖かく見送ってくれました。

いまでも交流がある人もいます。

本当に感謝です。

いまでも、掃除のおばちゃんであろうと

レジの若い人であろうと

「ありがとう」

「こんにちは」など

こちらからしています。

円滑な人間関係こそが、生産性を上げてくれます。

あとは、仕事ではできるだけ

いつまでに

なぜ必要なのか

できるかできないか?

を聞いています。

最近よく会社で言われるのは、

「とりあえずやって」

「簡単でいいから」

という言葉。

必要性を聞くと、

「いるから」

しか回答がない・・・・

どうおもいますか?

このようなコミュニケーションをしていませんか?

人の生産性は、「会話力」一つで変化します。

極端に違う例ではありますが、

言いたいことは、その時の

相手が受ける気持ち

がどのようになるか?です。

次回も言葉について書いてみます。

2018年3月27日火曜日

【No146】第4回_生産性向上その1~仕組みVS目標~


おはようございます。

今日もお付き合いください。

自立と同調はいかがでしたか・

ピンとこなかった方もいると思います。

「仕組みが重要」??

と書きました。

単に仕組みといっても、

「とりあえず」

レベルではなく、

効果の体感できる目標を決める作業が

スタートとなります。

技術士論文を添削していて、

毎回のことですが

この「目標」がない技術論文が多いことに

びっくりします。

目標がないのに、

「なんとなくこうなりたい」

では具体的に何をすべきかが見えないですね。

霧の中をさまよう状態になります。

目先だけでなく、ゴール(目標)が見えない

のでは、どの道を行けばいいのか?

想定もできません。

まずは、進むべき位置はどこまでか?

を決めましょう。

これが仕組みを作るうえでの前提条件です。

一般的に改善活動でも仕組みを作るように

コンサルされます。

しかし、目指すところの一体感のない仕組みは

コンサルがいなくなれば破綻します。

なぜなら、「必要性を感じていない」のです。

必要性を感じるためには、

組織の目指すところを共有しなければなりません。

そして、手段である仕組みを作るのです。

太陽光発電の電力買取も結局、仕組みばかりに目を奪われた結果、

普及率は目標に届かず、コスト増で尻すぼみ・・・

目標とは、生産性向上の手段が見えている定量的に目指すところ

を言います。

具体的な目標があり、その仕組みをいくつか挑戦する。

そして、柔軟に変更していく姿勢を持つ。

1回決めたら完璧ではなく、

PDCAサイクルを廻すことを仕組みに加える。

そうすれば、オリジナルの

「協働」による

生産性向上の仕組み

が定着するのです。

目標もどんどん変化します。

成果が上がれば、手段も多様化します。

目標決定にも大胆さと根拠がつきます。

これを正のスパイラルアップと言います。

生産性向上は、エンドレスです。

それを頭において、取り組みましょう。

2018年3月26日月曜日

【No145】<技術士あるある臨時版> まじめすぎる経歴票はダイヤモンドになる。


受験指導で展開すべき内容を臨時版で紹介します。

まじめな業務経歴票を添削したので、思ったことを書いてみます。

業務経歴票のパターンは、

1)業務報告

2)意味不明

です。

1)は特に多いのですが、

2)は理解力が相当ないといい添削ができません。

実は、(2)には磨けばダイヤモンドになる可能性が高いものが多いです。

1)は表面的過ぎて、「技術士相応」となる創意工夫と論理的表現が

なかなかできない人が多いのに気づきます。

しかし、(2)の方はまじめな方が多く、考えすぎるあまり

混乱しているパターンが多いです。

これはパズルを並び替える作業になるので、添削側としては

本人の最適な表現はどれがいいのかを探すことが主となります。

技術力もあるので、パターンさえつかめば短時間で化けます。

昨年も口頭試験の模擬面談はダメダメでしたが、

最後は、しっかりと理解されて、どんな攻撃でも

自分の型で臨まれ、見事合格されました。

技術士はまじめです。

まじめでないと、科学技術の向上、国民経済の発展

に寄与できるとは思えません。

ご自身の業務を表面的ではなく、真相究明すること。

それが、まじめな方が無意識にしていること。

皆さんも業務の棚卸=真相究明してみてください。
わからなければお手伝いします。

2018年3月25日日曜日

【No144】第3回_生産性向上その1~自立VS同調~


おはようございます。

今日もお付き合いください。

1960年前後の約20年間、日本は高度経済成長期を迎え

多くの量的充足を得たと同時に質的充足もえられるように

なりました。

その時代を担った方々が、私の新人時代の会社では

役員クラスにいました。

当然、バブル崩壊直後ではありましたが、2回の成長期

を知る方々は、同調を求めてきます。

いまでも、日本の風習として、

自分軸を持たず、いかに人と同じであるか

が世間体としては重要なのです。

経済成長を支えてきた成功体験としていまでも根強い考え方です。

最近の「生産性向上」という取り組みに無理があるのも

「同調」が原因です。

いままで、過去同調により仕事をこなしてきた人が多い

組織では、到底受け入れられないでしょう。

この「同調」はあくまで、人と同じという考え方。

生産性向上を推進すると、人に合わせるという行動と結果に

ギャップが出ます。

最終、個人差が出て不協和音を生むのです。

私は、社会人になってから同調は好みませんでした。

理由は、人に合わせる窮屈さと同時に、

自分のスキルが上がらないと感じたからです。

スキルや人生観、才能の異なる人が、

同調しようとしてもプロジェクトがうまくいっているときは

いいのですが、そうでないときは同調より自立が勝ちます。

最終的にうまくいかないプロジェクトは、空中分解。

また、うまくいっていても部内での不正があっても

同調により誰も言えなくなる。

人の調子ばかりうかがっている自分につかれ、

好かれるスキルばかりが向上する。

結局、都合のいい同調を押し付けられるはめになる。

私は無意識のうちに、同調はやめ、「協調」を考えていました。

同調と、協調は異なります。

同調とは、調子が同じであることに対して、

協調とは力を合わせてことにあたること、

です。

人は1人ではできる範囲に限界があります。

特に量的充足を得るために必死に時間を割いてきた

私は、強く感じました。

だから、みんながWin-Winでなければ、仕事ではない。

という感覚が今もあります。

異なる力を束ねて、ことに当たる「協調」こそが、

自立を生むのではないでしょうか?

個々の役割、前後に与える影響を加味して、

不足を補いあうことでこと成し得る。

「協調」という考えこそ、生産性向上には必要だと考えています。

そして、私は協調を超えた「協働」が生産性向上の

キーワードであると考えています。

「協働」とは、

力を合わせて働くこと。

それぞれができることといった

得意分野のことをする、

という意味。

協調は、役割分担が決まっており、スキル等も加味しますが

協働の方が一緒にことを成し得るという意味では強い言葉です。

協働は、とんがったスキルをもつ自立者のもとに成り立ちます。

その自立者が少ない日本では、生産性向上という言葉の真意

が理解できていないのです。

だから、進まないのです。

自立者の育て方は、仕組みが重要です。次回は仕組みを考えてみます。

2018年3月24日土曜日

【No143】第2回_生産性向上その1~量的充足と質的充足で考える労働価値~


おはようございます。

今日もお付き合いください。
本日は、私主催の技術士受験セミナーです。
業務経歴書作成が目的です。
頑張ってきます。

さて、日本での生活は便利です。

土日関係なく、24時間営業しているコンビニ、スーパーがあります。

ほしいものは、おおよそ手に入る時代です。

あなたの仕事もコンビニ化していませんか?

たとえば、量的充足に満足していませんか?

私は20代のころ、私は毎朝630分出勤し帰宅23時頃という

毎日を過ごした時期があります。

不器用ではないのですが、完璧を目指すあまり、

仕事のレベルの高低関係なしに100点を目指していました。

理由があります。

劣等感です。

自信がなかったのです。

学歴もない、仕事もできると思っていないなど・・・

劣等感の塊でした。

学生時代の勉強ができなかったころのふがいなさ・・・

自分は勉強ができないという劣等感。

人の3倍の努力しかない!!

これだけです。

毎日、つらかったですが、モチベーションは維持しました。

あの時の経験が今の私を作ったのだとは思います。

でも、量的充足で埋まるものは

「会社の業務内容」

だけでした。

当時、設計から生産管理、品質管理、出荷、現場管理・・

すべてを行わなければならない立場でした。

そのため、業務内容を広範囲にかつ深堀する

という作業がいりました。

そのために「量的充足」を行いました。

当時は、マニュアルだの手順書だのルールだの・・・

そろっていない時代。

ノウハウは盗め、みたいな。

特に中小企業で大阪の南の方の企業でしたので、

毎日怒り口調で、大分しごかれました。

おかげさまで、大体ビビらない性格になりました。

脱線しましたが、業務のノウハウを知り尽くすための作戦。

その後、ISO取得するためのマニュアルや規定つくりなど・・・

役には立ちましたが、

いまでは企業独自のそのノウハウは忘れました。

11年間やったことを、ほぼ忘れました。

それだけ、別の企業や社会生活、技術士所得には

ほぼいらない知識だったのです。

全企画で書いたように、人には恵まれましたので

その点は鮮明に覚えています。

しかし、業務をこなすことはできないでしょう(同じではないでしょうけど)。

そこで、生産性向上に必要なキーワード

それが「質的充足」です。

「質」とは、仕事の重要度に対しての成果のレベルです。

時間という概念でなく、成果のレベルです。

重要度が高い仕事は、成果のレベルを上げるための最大限努力をする。

重要度が低い仕事は、他人にお願いするか、隙間時間で60%を目指す。

極端に言えば、「しない仕組み」を自分で作るのです。

自分の許容内のことばかりでは成長しないと思われますか?

それは、量的な充足が重要としている考えが強いからです。

業務の質を上げれば、人は成長します。

日本の経営者、管理職の人は、そのように方向転換すべきです。

私も、前述した経験から部下にはそのように言ってきました。

おかげで、上司には目を付けられて嫌なことも言われましたが・・・

結局、人が社会をつくるのです。

生産性を向上させる施策は、「質的充足」です。

方向転換すべき時期で、これに気づく経営者、管理職者は少ないです。

どこが抜け出すのかは、規模の小さい中小企業でしょう。

小回りが利き、コミュニケーションがとりやすく意思決定できる。

次回以降も、人に関して書きますのでお楽しみに。

2018年3月23日金曜日

【No142】第1回_本企画への思い~生産性向上その1~


142回目からは、「生産性向上その1」について10回のシリーズで書いてみます。

近年、日本の生産性について注目されるようになりました。

理由は、少子高齢化社会の現実味が近づいたから。

いきなり生産性向上って・・・感じですかね。

欧米に見習うとか、残業時間制限など・・・

日本の文化にあう具体的な施策が示されていない現状。

様々な書籍はありますね。

しかし、実務者から見たときにそのまま取り入れることが

難しいことが多い。

特にトップダウン式の日本のやり方になれているのに

いきなりボトムアップ式の欧米式を取り入れることに

違和感を覚える人も多いと思う。

そこで、生産性向上の要因である「4M」の視点で

製造業の困りごとの解決の方向性を考えたいと思う。

まずは、4Mとは?ですね。

4Mとは、下記の頭文字を表しています。

人:Man

機械:Machine

お金:Money

方法:Method

です。

まずは、「人」の視点から9回にわたり書いてみたいと思います。

一番生産性に直結するのは「人」の意識、コミュニケーション、考え方など

だと考えます。

人が変われば、環境は変わります。

実体験をもとに、わかりやすくお伝えしようと考えています。

その後は、
その2:機械
その3:お金
その4:方法
となります。
長丁場ですが、よろしくお願いいたします。

2018年3月22日木曜日

【No141】第11回(特別編)_未来の自分を作る~自分を知る、自分を高めることを繰り返す人~


おはようございます。

今日もお付き合いください。

10年先を考える・・・

10回でも書きましたが、タイトルの未来の時期は、

10年先です。

実は、中学で機械に魅せられ、「機械の設計」がしたくなりました。

魅せられて・・・といってもガンダム好きなだけでしたが・・・

しかし、当時は方法がわからず

「工業高校へ行けば何とかなる」

としか思っていませんでした。

反対もあり、結局普通科へ進みました。

そこでも「工業系の大学へ行けばなんとかなる」

というあいまいなことしか考えていませんでした。

大学へはなんとか行けましたが、この「なんとなく」が

結局就職し、実務をやるまでもやっとしていました。

当時、15歳でしたから10年後は25歳。

エンジニアとして3年目。

当時も負けず嫌いと根性で、設計業務をこなすだけ。

結局、この程度?という「もやもや」が膨らみました。

そして、35歳。

転職して3年目の時、海外での仕事が増え、

技術の面白さが肌で感じれるようにもなりました。

25歳から35歳までは、10回目でも書いたように

非常に「濃い」期間でした。

そして、いま46歳。

35歳の時、まさか技術士になっているとは

思ってもみませんでした。

一生涯技術者!!

35歳で考え始めて7年後、技術士取得しました。

具体的な10年後は35歳まで考えたことがなかったです。

28歳の時の出会いと、32歳での環境の変化(転職)という行動により

自分のレベルが少しづつ上がり、

それ以上に高めるには、何が必要なのか?

を考えるようになったのがきっかけです。

結局は、毎日の積み重ねの繰り返しが今のキャリアを作っていったのだと。

自分を知り

自分を高める方法を考え

環境を変えて、リセットする勇気。

これのおかげだと考えます。

10年先のなりたい自分は、

「今」

自分がやるべきことに気づき、

行動に起こせるか。

これに尽きると考えます。

皆さんも、一度清水の舞台から飛び降りてみては?

結構、楽しいですよ。

次回は「生産性向上」です。

少し、実務事例を交えて具体的に書いてみます。

なお、今まで通り技術士の視点で投稿します。

おたのしみに。