2018年3月24日土曜日

【No143】第2回_生産性向上その1~量的充足と質的充足で考える労働価値~


おはようございます。

今日もお付き合いください。
本日は、私主催の技術士受験セミナーです。
業務経歴書作成が目的です。
頑張ってきます。

さて、日本での生活は便利です。

土日関係なく、24時間営業しているコンビニ、スーパーがあります。

ほしいものは、おおよそ手に入る時代です。

あなたの仕事もコンビニ化していませんか?

たとえば、量的充足に満足していませんか?

私は20代のころ、私は毎朝630分出勤し帰宅23時頃という

毎日を過ごした時期があります。

不器用ではないのですが、完璧を目指すあまり、

仕事のレベルの高低関係なしに100点を目指していました。

理由があります。

劣等感です。

自信がなかったのです。

学歴もない、仕事もできると思っていないなど・・・

劣等感の塊でした。

学生時代の勉強ができなかったころのふがいなさ・・・

自分は勉強ができないという劣等感。

人の3倍の努力しかない!!

これだけです。

毎日、つらかったですが、モチベーションは維持しました。

あの時の経験が今の私を作ったのだとは思います。

でも、量的充足で埋まるものは

「会社の業務内容」

だけでした。

当時、設計から生産管理、品質管理、出荷、現場管理・・

すべてを行わなければならない立場でした。

そのため、業務内容を広範囲にかつ深堀する

という作業がいりました。

そのために「量的充足」を行いました。

当時は、マニュアルだの手順書だのルールだの・・・

そろっていない時代。

ノウハウは盗め、みたいな。

特に中小企業で大阪の南の方の企業でしたので、

毎日怒り口調で、大分しごかれました。

おかげさまで、大体ビビらない性格になりました。

脱線しましたが、業務のノウハウを知り尽くすための作戦。

その後、ISO取得するためのマニュアルや規定つくりなど・・・

役には立ちましたが、

いまでは企業独自のそのノウハウは忘れました。

11年間やったことを、ほぼ忘れました。

それだけ、別の企業や社会生活、技術士所得には

ほぼいらない知識だったのです。

全企画で書いたように、人には恵まれましたので

その点は鮮明に覚えています。

しかし、業務をこなすことはできないでしょう(同じではないでしょうけど)。

そこで、生産性向上に必要なキーワード

それが「質的充足」です。

「質」とは、仕事の重要度に対しての成果のレベルです。

時間という概念でなく、成果のレベルです。

重要度が高い仕事は、成果のレベルを上げるための最大限努力をする。

重要度が低い仕事は、他人にお願いするか、隙間時間で60%を目指す。

極端に言えば、「しない仕組み」を自分で作るのです。

自分の許容内のことばかりでは成長しないと思われますか?

それは、量的な充足が重要としている考えが強いからです。

業務の質を上げれば、人は成長します。

日本の経営者、管理職の人は、そのように方向転換すべきです。

私も、前述した経験から部下にはそのように言ってきました。

おかげで、上司には目を付けられて嫌なことも言われましたが・・・

結局、人が社会をつくるのです。

生産性を向上させる施策は、「質的充足」です。

方向転換すべき時期で、これに気づく経営者、管理職者は少ないです。

どこが抜け出すのかは、規模の小さい中小企業でしょう。

小回りが利き、コミュニケーションがとりやすく意思決定できる。

次回以降も、人に関して書きますのでお楽しみに。

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