こんにちは、技術士@機械総監のひろっぺです。
出題されたテーマと問いの背景と意図を感じ取ること。
あとは、「なるほど」「そうか」を表現するだけです。
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試験問題を作る
試験委員は
大学教員
又は
技術士第二次試験合格者等の
独立行政法人、財団法人、民間企業者
です。
文科省 技術士分科会の試験部会の議事録を見ていたら、
作問委員の方というのは採点委員も兼ねている場合もあります。
また、筆記試験の採点委員は口頭試験の採点もすることもあります。
つまり面接官を務めます。
採点委員数は、受験申込者数を踏まえ、決定され、
その際、各選択科目の実情を充分勘
案し、
一人当たりの採点量が過重にならぬよう措置するようです。
平成31年度は下記にようです。
また、作問委員を再任する場合は、
原則として連続して5期までと
する等の方針を順守するようです。
建設部門の受験者数は、
毎年18,000人程が受験します。
平成28年までは作問・採点委員は99名です。
つまり、
択一足切りで60%として、
作問・採点委員一人当たりの論文担当数は、
109人分となっていました。
平成25年度前の試験制度は
今年とほぼ同じです。
その時は、
100%論文添削でした。
受験生13,000人で作問・採点委員は96名。
約135人分を1名の作問・採点委員は見ていました。
今年も作問委員99名を予定しているようです。
受験生が増えた分、作問・採点委員の負担は増えます。
採点委員を調整しても
100人程度は最低でも見ると想定できます。
皆さんは、採点委員ならどのようにしますか?
筆記答案は合計9枚になります。
まず、1枚づつは確実に見ないでしょう。
たった2か月で900枚の論文を
業務時間外で見ないといけませんから。
だから、作問委員が作成したガイドラインがあるのです。
採点者のばらつきをなくすことと
負担軽減です。
私やほかの技術士がまず見るところは何か?
順に書いてきます。
①指定枚数書いているか?指定枚数は3枚なら2枚と1/2程度以上と考えます。
理由は、書いてほしい内容が字数不足では表現が不十分と判断できるから、です。
パッと見た目で仕分けができますね。
楽です。
この時点で、次回は見られないでしょう。
つまり、C判定です。
この時点で60~70%は残るでしょう。
つまり60~70人分です。
②章立て・項立てのタイトルが問題文と合致しているか?
タイトルで中身が想定できます。
異なることを書いていれば、
その時点でじっくり読まない箱
「BかC判定への箱」に入ります。
この時点で不合格確定です。
あとは、ざっと読んでBかCへ振り分けます。
この時点で、20~30%になるでしょう。
つまり、③のじっくり読み込むのは、
20~30人分となります。
③必須科目・選択科目Ⅱ、Ⅲの確認事項との合致
<必須科目の確認項目>
専門的学識,問題解決,評価,
技術者倫理,コミュニケーションの各項目
<選択科目Ⅱの確認項目>
専門的学識,コミュニケーショ
ンの各項目
専門的学識,マネジメント,コ
ミュニケーション,リーダーシップの各項目
<選択科目Ⅲの確認項目>
専門的学識,問題解決,評価,
コミュニケーションの各項目
ここで「合否を決定する」
中身が初めて読まれるステージです。
ここまでじっくり読まなくても
読む論文数を30%まで絞れることがわかります。
あとは「残れる論文の書き方」だけです。
ポイントは、
①すべての試験は「論理的でなければならない」ことを忘れない。
知識や実績がすごくても、論理的でなければ、即「B」です。
結論・理由・根拠を示して、簡素な表現が重要です。
②当たり前のことを書かない。
皆さんの専門業務を試験官は知りません。
だから、タイトルや冒頭に興味をそそるキーワードを
記載しておくといいです。
しかし、主旨と合わない内容に
強引に進めていく人がいます。
読み手無視はNGです。
飽きさせないタイトル内容は小手先ですが重要です。
小手先は、安易なテクニックに走る要素があり、
多くの受験生が失敗しています。
本質は、
「視点」
です。
ある課題にたいして、
他の受験生と異なる視点が
ご自身の専門を交えて書いていればいいのです。
例えば、
リスクアセスメント。
リスク特定・リスク分析・リスク評価があります。
リスク特定で、
ブレスト、インタビューなどでは
おおよその想定ができ、
応用能力の評価は低くなります。
そこに、
4M分析
を入れることで
どのような展開になるか
興味を引くのです。
この時点で
A or B判定のA(60点以上)に近づきます。
③選択科目の知識の適正な内容と量
知識だけではだめと書いていましたが、
最後は技術力の有無です。
多ければいいわけではありません。
適正な量とその内容が論文のストーリーと合致しているか?
が合否の分かれ目でしょう。
キーワードが多すぎると読み手は混乱します。
だから適正量なのです。
知識不足と判断されるような内容も危険です。
④最後は「なるほど」「そうか」であればいい
ここまで記載した通り、
明確に「ここを書けば何点」ということまではしていません。
また、できません。
つまり、60点以上のA判定とは、
「なるほど」「そうか」がわかるタイトルや書きだしで決まります。
知識ばかりでないことがわかりましたか?
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