2019年1月13日日曜日

【No438】技術士二次筆記試験で60点を取る方法


こんにちは、技術士@機械総監のひろっぺです。

出題されたテーマと問いの背景と意図を感じ取ること。

あとは、「なるほど」「そうか」を表現するだけです。

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試験問題を作る

試験委員は

大学教員

又は

技術士第二次試験合格者等の

独立行政法人、財団法人、民間企業者

です。

文科省 技術士分科会の試験部会の議事録を見ていたら、


作問委員の方というのは採点委員も兼ねている場合もあります。

また、筆記試験の採点委員は口頭試験の採点もすることもあります。

つまり面接官を務めます。

採点委員数は、受験申込者数を踏まえ、決定され、

その際、各選択科目の実情を充分勘 案し、

一人当たりの採点量が過重にならぬよう措置するようです。

平成31年度は下記にようです。


また、作問委員を再任する場合は、

原則として連続して5期までと

する等の方針を順守するようです。

建設部門の受験者数は、

毎年18,000人程が受験します。

平成28年までは作問・採点委員は99名です。

つまり、

択一足切りで60%として、

作問・採点委員一人当たりの論文担当数は、

109人分となっていました。

平成25年度前の試験制度は

今年とほぼ同じです。

その時は、

100%論文添削でした。

受験生13,000人で作問・採点委員は96名。

135人分を1名の作問・採点委員は見ていました。

今年も作問委員99名を予定しているようです。

受験生が増えた分、作問・採点委員の負担は増えます。

採点委員を調整しても

100人程度は最低でも見ると想定できます。

皆さんは、採点委員ならどのようにしますか?

筆記答案は合計9枚になります。

まず、1枚づつは確実に見ないでしょう。

たった2か月で900枚の論文を

業務時間外で見ないといけませんから。

だから、作問委員が作成したガイドラインがあるのです。

採点者のばらつきをなくすことと

負担軽減です。

私やほかの技術士がまず見るところは何か?

順に書いてきます。

①指定枚数書いているか?指定枚数は3枚なら2枚と1/2程度以上と考えます。

理由は、書いてほしい内容が字数不足では表現が不十分と判断できるから、です。

パッと見た目で仕分けができますね。

楽です。

この時点で、次回は見られないでしょう。

つまり、C判定です。

この時点で6070%は残るでしょう。

つまり6070人分です。

②章立て・項立てのタイトルが問題文と合致しているか?

タイトルで中身が想定できます。

異なることを書いていれば、

その時点でじっくり読まない箱

BC判定への箱」に入ります。

この時点で不合格確定です。

あとは、ざっと読んでBCへ振り分けます。

この時点で、2030%になるでしょう。

つまり、③のじっくり読み込むのは、

2030人分となります。

③必須科目・選択科目Ⅱ、Ⅲの確認事項との合致

<必須科目の確認項目>

専門的学識,問題解決,評価, 技術者倫理,コミュニケーションの各項目

<選択科目Ⅱの確認項目>

専門的学識,コミュニケーショ ンの各項目

専門的学識,マネジメント,コ ミュニケーション,リーダーシップの各項目

<選択科目Ⅲの確認項目>

専門的学識,問題解決,評価, コミュニケーションの各項目

ここで「合否を決定する」

中身が初めて読まれるステージです。

ここまでじっくり読まなくても

読む論文数を30%まで絞れることがわかります。

あとは「残れる論文の書き方」だけです。

ポイントは、

①すべての試験は「論理的でなければならない」ことを忘れない。

知識や実績がすごくても、論理的でなければ、即「B」です。

結論・理由・根拠を示して、簡素な表現が重要です。

②当たり前のことを書かない。

皆さんの専門業務を試験官は知りません。

だから、タイトルや冒頭に興味をそそるキーワードを

記載しておくといいです。

しかし、主旨と合わない内容に

強引に進めていく人がいます。

読み手無視はNGです。

飽きさせないタイトル内容は小手先ですが重要です。

小手先は、安易なテクニックに走る要素があり、

多くの受験生が失敗しています。

本質は、

「視点」

です。

ある課題にたいして、

他の受験生と異なる視点が

ご自身の専門を交えて書いていればいいのです。

例えば、

リスクアセスメント。

リスク特定・リスク分析・リスク評価があります。

リスク特定で、

ブレスト、インタビューなどでは

おおよその想定ができ、

応用能力の評価は低くなります。

そこに、

4M分析

を入れることで

どのような展開になるか

興味を引くのです。

この時点で

A or B判定のA60点以上)に近づきます。

③選択科目の知識の適正な内容と量

知識だけではだめと書いていましたが、

最後は技術力の有無です。

多ければいいわけではありません。

適正な量とその内容が論文のストーリーと合致しているか?

が合否の分かれ目でしょう。

キーワードが多すぎると読み手は混乱します。

だから適正量なのです。

知識不足と判断されるような内容も危険です。

④最後は「なるほど」「そうか」であればいい

ここまで記載した通り、

明確に「ここを書けば何点」ということまではしていません。

また、できません。

つまり、60点以上のA判定とは、

「なるほど」「そうか」がわかるタイトルや書きだしで決まります。

知識ばかりでないことがわかりましたか?

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