つぎに筆記試験の違いや問われている内容を整理します。
必須科目の違いは、
①時間
平成24年まで2時間30分
平成31年から2時間
平成24年度との違いは、
資料問題ではなく、テーマの設定があり、
それに対して答えさせる設問となる。
読ませる問題は、骨子作成時間が大幅に必要になります。
そのための30分がなくなっています。
単に早く書くことをするためではないと考えます。
つまり、平成30年までの選択科目Ⅲ
のような形式で、部門全体に関する
テーマになるでしょう。
②問題の種類
平成24年までは、
論理的考察力と課題解決能力
平成31年からは、
専門知識、応用能力、問題解決能力
そして、課題遂行能力
です。
専門知識は、部門全体の俯瞰的な知識を知りつつ、
それらの課題設定を多面的に分析し、
課題から設定した問題を解決する合理的な
解決策の方向性を部門の知識で設定し解決する。
そして、解決策は、課題を遂行できる
具体的な内容、つまり「業務と社会の連動」
がわかるように示した論文であること。
これは、平成24年までと
同じです。
定義が具体的になっただけです。
また、選択科目Ⅱは、
3枚になります。
想定は、
①600文字 + 1200文字論文
②600文字論文 3枚
③1800文字論文
です。
問題の種類から考えて、
①か③になります。
①なら平成30年同様。
たぶん、①でしょう。
概要にはⅡ-1、Ⅱ-2
とするような書き方なので。
③なら、平成24年までと同様。
選択科目に関する
新たなテーマ(技術課題など)について、
自らの過去の知見や専門知識を考察し、
解決策の仮説を設定し、
裏付けとなるデータを示し、
検証したうえで、
解決策を実施する能力
です。
日々の業務プロセスを適用して、
応用能力として示す訓練が重要です。
最後に選択科目Ⅲです。
これは、平成30年までと同じです。
必須科目Ⅰと同じような論理展開です。
選択科目ⅡとⅢは同じ時間内での解答になりました。
1枚論文=30分削減
程度と考えて問題ないでしょう。
配点の変化はあまり気にすることはありません。
どちらも6割(A判定)とれる論文を作成
することが重要です。
上記を踏まえて、
適切な準備をしてください。
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