2018年7月25日水曜日

【No.266】 先走り!?平成31年度技術士二次試験対応~変更の背景(課題遂行能力)!?~


今日は、新設?された「課題遂行能力」について考えを述べます。

本年度までは、「課題解決能力」としていましたが、

それに「課題遂行能力」が加わりました。

単に新設されたのか!?

と思いきや

実は、過去と何も変わっていません。

技術士は、

業務の適正をもって

国民経済の発展と

科学技術の向上に

寄与するのです。

つまり、課題を解決するには

実際に具体的な技術業務を通じて

遂行しなければならないからです。

過去の「課題解決能力」を

わかりやすくするために

表現を二分化したのです。

私の考えですが、

「課題解決能力」の意味合いが

わかっていない受験生が多い。

具体的には、

専門知識とそれを使うだけの

目先のテクニックの論文が

多いため、

技術士会も

求めている能力は何か?

を明確に発信したかったのかと考えます。

二分化したことで、

平成31年度の課題解決能力は、

「課題設定からの解決策の方向性の提示」

と考えてください。

専門知識を活用して、方向性を示す能力です。

ここまでは、ある程度

インプットと訓練でどうにかなります。

勉強と論文作成の訓練というインプットと

実務での活用は別です。

実務はアウトプットです。

いくらインプットしても

自己満足です。

それでは、

技術士法の目的には

一生近づきません。

さらに、社会が求めている

「人材」

とのギャップがあります。

頭だけの人はいらない。

実務での遂行能力は、

専門的技術の裏付け

を持った技術士が

することの意味がなにか?

を受験生は考えてほしい。

一般の資格試験と異なる

とよばれる由縁がここにあります。

まとめると、

課題遂行能力とは、

即戦力人材でかつ

「高い技術+高い倫理観+高いコミュニケーション」

能力があるかを

明確に示した

メッセージであります。

対策は、以下まで通りです。

来年受験される方は、

業務の棚卸がスタートです。

年内には仕上げておくことを

推奨します。

手を抜くと、来年7月は慌てますよ。

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