2018年7月23日月曜日

【No.264】 先走り!?平成31年度技術士二次試験対応~変更の背景(技術士の資質の向上)!?~


昨日、日本の品質保証の限界、産業構造の複雑化
に対応するのは、

高い倫理観と専門性がある技術士であることが
重要と書きました。

実は、「総合技術監理部門(以下、総監)」的な
視点が重要になってきました。

平成12年につくられたの視点に近づいてきたと考えます。

そのため、総監も常に発展していかなければ
ならなくなってきました。

産業構造の変化、社会情勢の変化に伴い

技術士の総監の立場と役割が、

持続可能性を維持・強化する視点になっている。

そのベースとなる人材が

総監以外の20部門(以下、一般部門)の専門家である。

一般部門は、

社会に安全と安心を与えつつ、

産業の発展に寄与する必要がある。

それを5管理でマネジメントする人材が

総監である。

つまり、実務は一般部門。

監督する総監、

である。

一般部門の人材が倫理観をもたない場合どうなるのか?

企業では、人材を雇い入れ

配属し、

その部門で働き、

対価として給与を支払う。

教育と言えばOJTOFF-JTを行う。

しかし、その教育には、

「倫理観」

が重要視されていない。

過去24年間様々な研修を受けてきた。

その中には、倫理研修は存在していない。

日本人は

「性善説」

重視の文化であり、倫理観を損なうことはない
ということだろう。

しかし、検査偽装等の不正を過去から繰り返し、

問題視されない社会風潮、

企業内でも

問題としない風潮・・・

結果オーライが続いた怠慢など・・・

閉塞感は大きくなっている。

やはり、技術者倫理教育は重要なのだと

再認識されつつある。

しかし、利益追求、その場しのぎの風潮は

バブル期までの成功体験からの脱却ができない企業

では、軽視されているのが現状であろう。

それらをなくし、

日本ブランド

を維持・発展させていくには、

高い倫理観と

専門能力

そして、それらをマネジメントする能力

を持った技術士が重要である。

実際とのギャップはなかなか埋まらない。

しかし、最近世間が

技術・品質・安全・安心

について興味がでる

事例が多いことで、

技術士の価値向上へとつながる時期は

早まるのであろうと考える。

資質向上の重要性を

試験制度改定で

技術士試験の特徴として

前面に出してほしいものです。

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