2018年7月22日日曜日

【No.263】 先走り!?平成31年度技術士二次試験対応~変更の背景(国際通用性の確保)!?~


技術士は、エンジニアやテクニシャンではない。

P.E.Jp (Professional Engineer, Japan; ”Gijyutsushi”in Japanese)
なのです。

米国にはP.Eがありますが、
米国で技術士を「P.E
名乗れません。

国際的な基準の中ではまだ、
差があるようです。

ただし、技術士試験は

米国P.E試験よりも困難な試験だと考えます。

実際、英語の問題と各州に認められる推薦人以外は、

技術士一次試験+専門知識でおおよそ応えられます。

教科書もあります。

さて、技術士会や文科省は参考としている

国際基準として、IEAがあります。

以下、JABEEHPより引用。

International Engineering AllianceIEA)とは、

JABEEが加盟するワシントン協定を含む
エンジニアリング教育認定に関する3協定、

専門職資格認定の4枠組によって構成され、

高等教育機関における教育の質保証・国際的同等性の確保と、

専門職資格の質の確保・国際流動化は同一線上のテーマである

という観点のもと運営される国際エンジニアリング連合です。

エンジニアリング教育認定の
3協定(ワシントン協定、シドニー協定、ダブリン協定)

はそれぞれ修了時に求められる
知識・能力の達成の設定が異なりますが、

到達すべき事項として設置されている
項目自体は共通の概念を適用しています。」

また、IEAが定める「エンジニア」に、

「資格取得段階で、明白な解決策がないような

複合的な問題を技術的に解決できる能力が求められる」

とあります。

この2つの能力を図るために

技術士一次試験と二次試験があります。

後者の複合的問題解決は、

平成31年度の試験改定にある

「問題解決能力及び課題遂行能力」

で確認しようというものです。

技術士が目指す国際基準は、

IEAです。

米国P.Eのような業務独占が与えられるよう

実務の能力を図ることができる

平成31年度の試験改定から

業務独占化へ

進むことを

期待しています。

日本の品質保証の限界、産業構造の複雑化に対応するのは、

高い倫理観と専門性がある技術士であることを

しめすため、

仲間の増員・増強を目指した仕組みづくりは

欠かせないでしょう。

口頭試験や申込書については

改定の内容が12月になると考えます。

その時まで全貌はわかりません。

変化があれば、ブログで紹介していきます。

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