受験指導で展開すべき内容を臨時版で紹介します。
シーズン5の7回目は、「筆記論文対策!!回答の書き方」です。
回答の基本的な流れを示します。
本番は、問題文にある指示に従ってください。
①序文の理解(問題のテーマ・視点)
「総監の背景(青本P2)」について、
「課題」を組み替えているだけという意識をもつ。
KW:トレードオフ、管理目標、リスク想定と5管理予測対応、
問われているプロジェクトの想定(背景)
②設問1,2
「問われていること」を大タイトルへ、
「要求されていること」を小タイトルか文章の内容へ入れ込む。
内容は、科学技術、恩恵、多大な負の影響、
恩恵が与えられない要因、
多大な負の影響の要因、影響の規模であり、
事前に準備したものを設問に当てはめる。
ここでの影響の規模は具体的な数字や
一般でもわかる規模が示せること。
また、「科学技術」は、「専門事項」に近いものと
「具体的技術」を示しておく。
技術課題を解決するために「新たな技術」「初めて利用する技術」
の出現をさせ、
それを遂行するための管理リスクを設定し、管理上の課題・問題点を示す。
③設問3(4)
②同様、問題で求められていることを正確に見つけ、
忠実に論文の中へ。
④5つの管理のアピール(個別技術の理解力)
各管理技術の目的に沿って、内容を正しく記載する。
例:経済性管理:QCDのバランス
⑤注釈への配慮
要求事項で「限定されている」場合:
H23_「当該要因が発生してもあなたの所属する
組織への直接的な被害は軽微または無かったものとする。」
つまり、直接被害があったことを書くと不合格。
要求事項があいまいな場合:
H28_「将来の具体的な時期は問わない」
つまり、「遠からぬ将来」、「さらに遠い将来」の想定が
任されているが、
最近の情勢を踏まえて、
専門分野の技術動向を的確(納得できる)に示せるか?
がポイント。
⑥解決策の書き方
設問1,2を受けて設問3,4で解決策が求められる(H28では、2~3)。
・目的
・具体的提案(目標値あればよい)
・その成果(数値があればよい)
・トレードオフへの言及(リスクの程度)
つまり、個別管理をそれぞれ行うと、
「あっちが立てば、こっちが立たず」等
が発生する(経済性重視で安全が滞るなど)。
これをどのように最適化するのかが論文で問われている。
・提案の注意事項(留意点・方策・リスク改善の程度)
例)○○には△△をすることが必要である。(目的)
具体的には□□を行う。(具体的提案)
これによりXXが向上する。(提案の成果)
この際○○と△△がトレードオフになるため、(トレードオフへの言及)
事前計画には□□を検討することが必要である。(注意事項)
⑦「おわりに」の書き方(余裕があれば書く。必ず必要ではない。)
自己研鑽を継続する趣旨の内容を書く。
ここは、総監に要求される能力とその養成(P3)に求められている。
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