受験指導で展開すべき内容を臨時版で紹介します。
シーズン4の7回目は、「骨子法活用」です。
事例を書きます。
【問い】
サステナビリティという、広く環境・社会・経済の
3つの観点からこの世の中を持続可能にしていくという考え方に基づき、
環境・社会・経済の面で企業価値を上げていく取り組みが
始まっている。
製品開発の上でも同様の「環境・社会・経済」を意識する
必要がある。
このような背景を踏まえて、
機械設計の立場から
以下の問いに答えよ。
(1)開発する製品例を1つ挙げ、「環境・社会・経済」の観点を
それぞれ1つ入れた開発方針を述べよ。
(2)(1)のうち1つの観点について、機械設計において検討すべき
技術的な課題と具体的解決提案を述べよ。
(3)(2)の提案により生じる留意点について説明し、その対処方法を述べよ。
平成29年度の機械設計の問題(改)です。
【解答骨子例】
1.製品の定義と持続可能性を意識した開発方針
(1)(製品)とは、・・・
キーワード:背景(持続可能性を意識)、目的、目標
⇒ 「環境・社会・経済」に必要な要件を示して、
2章で述べる1つの観点を意識しする。
⇒製品はどのように社会課題に貢献をするのか?という視点
(2)開発方針(目的・目標を入れること)
①環境の観点
②社会の観点
③経済の観点
(1)経済の観点(選定理由)
数値根拠は機械設計(専門分野)でどれくらい貢献できるか?
または、しなければどうなるのかなど・・
課題と問題点はセットで考える。
課題は、2章で示した目標を達成するために具体的にすべきこと。
問題点は、課題を達成できないボトルネック。
(3)具体的解決提案
問題点へのアプローチ
機械設計のプロセスを示す。
⇒分析手法(解決策 4M分析、FMEAなど)
(1)提案により生じる留意点
機械設計の視点を忘れない。
(2)対処方法
目標、課題と問題点を示す。
展望的な内容になる。
以上
記述配分は、1章で450字。
2章は、750~900字。
3章は、450~600字。
1章はできるだけ簡素に図を使って字数短縮してください。
ここでいっぱい書いても合格点はもらえない。
2章は、図表を入れてこれも字数短縮をしてください。
ここまでしっかり書ければ、合格ラインぎりぎりか
場合によっては口頭試験不合格リスト行き。
3章は、技術士としての評価が高いポイント。450字は欲しい。
ここが書ければ、A+判定。
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