2018年6月25日月曜日

【No236】<技術士あるある臨時版> 【技術士二次筆記対策シーズン4.0】これだけ!?10日でできる!筆記(選択科目Ⅲ)の書き方!!


受験指導で展開すべき内容を臨時版で紹介します。

シーズン46回目は、「あまり知らないキーワード問題への対応」です。

選択科目の課題解決能力を問う問題である以上、

選択科目に係わる社会的な変化・技術に関係する最新の状況や

選択科目に共通する普遍的な問題を対象

についてのキーワードを幅広く対応しなければなりません。

①技術者として社会的に知っててほしいキーワード

(流行キーワード 事故、改ざん、環境問題、災害など)

②最近注目された新しいキーワード(新技術IoT,AIなど)

③業務上で必要とする一般的なキーワード(コスト、軽量化など)

から、業務上の課題へと導く問題が出題されます。

ここでポイントは、

提案に至るプロセスの評価を重点的にしていること。

添削をしていると、この論理ができていません。

課題設定の高度さは問題にしていません。

ただし、技術に結びつく課題設定は重要です。

新聞紙上にある課題は、No235でも述べたように

技術士論文の課題でない場合があります。

最近は①又は②のキーワード

の出題がほとんどです。

社会状況と業界動向・・・

特に経済的な視点が多いです。

応用能力同様、

事故や環境、品質、災害など

それらの技術的な内容は、

白書をみて国の方針、

「方向性」だけは確認しておきましょう。

がっつり内容は不要です。

最近の問題文には、応えてほしい

方向性が示されています。

例えば、平成29年度機械部門-機械設計科目

-1では、「持続可能な社会」について解答することを求めています。

方向性は、

「環境・社会・経済の観点をそれぞれ入れた開発方針」

つまり、「持続可能な開発」

の適用です。

知らない言葉の出題は・・・

「ほぼない」

のです。

箸にも棒にもかからない・・・

それはどうしようもない問いはないのです!!

ただし、問いが全科目でも回答できるような書き方であり、

問題の意図を把握できるかが合否の分かれ目です。

その時どうするか・・・・

今日はそれを書いてみます。

まず、応用能力同様

キーワード、方向性、制約条件を抜き出します。

キーワードは、先ほどの問題であれば

「持続可能な開発」

です。

持続可能な開発の背景は、ご自身の専門分野で想定します。

これが想定できないと、

「はい、終わり」です。

背景は、持続可能な開発

「環境・社会・経済」

での位置づけを示す

重要な定義です。

気を付けたいのは、

「開発方針を1つ選ぶ」です。

ここが重要です。

この問題では、

「機械設計の立場」

です。

機械設計技術者(技術士)の立場です。

機械設計科目の検討事項は何か?が重要です。

設計プロセスで示すことです。

ISO9000のような内容です。

応用能力と同じです。

これらが定義できて初めて具体的な記述骨子を検討します。

まずは、最初に指定されたキーワードと方向性について

背景を交えて、

「定義」します。

あとは問題文にある、

「設定理由」、「検討事項」

を述べます。

そして検討事項には「課題」「問題点」「解決策」まで提示します。

検討事項とは、言葉だけなら

検討する項目を挙げるだけですが、

「検討を進める上での留意点」を示すとあるので、

「検討を進める」=「課題を示し問題点を解決する」

という意図が残っているからです。

それを行うことで発生する気に留めておくことは何か?

その対処方法

を(3)で応えます。

対策を実施した効果として

メリットとデメリット

があります。

そのデメリットを知ったうえで留意点を書き出します。

その留意点を行う上での課題と問題点を設定し、

対処方法を述べます。

ここは、想定するレベルでもあり

展望的な内容になります。

この論理展開は、3つの能力を示す効果があります。

1つ目は、社会と業務との連動ができる技術者

2つ目は、業務上で選択科目の専門知識が活用できる

技術者であることが示せる。

3つ目は、得意分野で論述展開でき、

深みがある=技術士にふさわしい

論文になります。

次回は、事例を書いてみます。

お楽しみに。

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