2018年6月20日水曜日

【No231】<技術士あるある臨時版> 【技術士二次筆記対策シーズン4.0】これだけ!?10日でできる!筆記(選択科目Ⅲ)の書き方!!


受験指導で展開すべき内容を臨時版で紹介します。

シーズン41回目は、「課題解決能力を問う問題」です。

今日から1800字(600文字 3枚)論文、

「課題解決能力」

について書いてみます。

技術士会のHPでは下記のような記載があります。

「Ⅲ」問題で確認される技術士としての資質は、


社会的なニーズや技術の進歩に伴い、

最近注目されている変化や新たに直面する

可能性のある課題に対する認識を持っており、

多様な視点から検討を行い、

論理的かつ合理的に解決策を策定できる能力

●内容

選択科目に係わる社会的な変化・技術に関係する最新の状況や

選択科目に共通する普遍的な問題を対象とし、

これに対する課題等の抽出を行わせ、

多様な視点からの分析によって

実現可能な解決策の提示が行えるか等を問う内容とする。

です。

概念にあるように、

「選択科目」

の「課題解決能力」を以下のポイントを確認します。

①「選択科目に係わる社会的な変化」「技術に関係する最新の状況」

 社会で話題となっている出来事の中で、

 選択科目に係わる(関係する)社会的な変化

 です。例えば、人口減少、AIIoT20部門共通の変化・最新状況です。

②「選択科目に共通する普遍的な問題」

 科目によっては①と絡めて出題されます。

 例えば、インフラと設備の更新(建設や加工FAなど)。

③「多様な視点からの分析」

 ①②における社会的課題を多面的な視点で

選択科目の技術士らしい課題抽出することが求められています。

④「実現可能な解決策の提示が行えるか等を問う」

 実現可能=業務です。

 皆さんの行っている業務の適正を図り、もって、

 国民経済の発展、科学技術の向上に資する姿勢です。

 つまり、社会的課題を解決する方策は、業務であるのです。

上記の通りの設問になるので、事前に

キーワードに対する想定解答を頭の中で考えておくといいです。

現場で考えていると時間切れになります。

特に、社会的課題と選択科目の技術士として

しなければならないこと(技術的課題)は

準備しておくようにしましょう。

また技術士は、課題解決後の評価を重視します。

効果とリスクを述べる問題になっています。

ここをおろそかにすると、評価は下がりますのでご注意ください。

また、効果やリスクは、Ⅱ同様、

「具体的」に説明する

または実施する方法を説明する

ことが重要です。

ここまでは、どこでもある一般的なコメント。

Ⅱ同様、試験変更前の年は、来年以降の試験も想定した問題形式にも

注意しなければなりません。

平成31年から、課題解決能力は、以下になります。

問題解決能力及び課題遂行能力です。

●概念:社会的なニーズや技術の進歩に伴い、

社会や技術における様々な状況から、

複合的な問題や課題を把握し、

社会的利益や技術的優位性などの

多様な視点からの調査・分析を経て、

問題解決のための課題とその遂行能力について

論理的かつ合理的に説明できる能力。

●出題内容:社会的なニーズや技術の進歩に伴う

様々な状況において生じる

エンジニアリング問題を対象として、

「選択科目」に関わる観点から

課題の抽出を行い、

多様な視点からの分析によって

問題解決のための手法を提示して、

その遂行方策について提示できるかを問う。

そして、「評価項目」の記載があります。

●評価項目:技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)

のうち,専門的学識,問題解決,評価,コミュニケーション

の各項目

ポイントは、

①潜在する問題発生要因や制約要因を抽出し分析

②相反する要求事項

(必要性、機能性、技術的実現性、安全性、経済性等)、

それらによって及ぼされる影響の重要度を考慮した上で、

複数の選択肢を提起し、これらを踏まえた解決策を合理的に提案し、

又は改善する

③最終的に得られる成果やその波及効果を評価し、

次段階や別の業務の改善に資する

④文章による多様な関係者との間で、明確かつ効果的な意思疎通を行う

 →平易な文章表現

①は、現状と同じと考えていいでしょう。

③④も現状と同じですが、

明確な文章として示されました。

技術士=コンサルタントとしての資質を問う

という宣言を明文化しています。

Ⅱでも書きましたが、

「中学生がわかったようになる文章を書くこと。」

と言われます。

まさにその通りです。

知っていることを難しく書くのではなく、

平易でかつ、技術者らしい表現で

「わかったように思わせる」

論文作成がゴール(目標)と認識しておいてください。

②は、新たに明文化されたもの。

ただし、従来と大きく変化はないと考えます。

ポイントは・・・

「相反する要求事項」

まさに業務です。

本質は同じです。

いかに社会的な課題と業務の整理整頓ができているか・・・・・

は過去から変わっていません。

今からでも遅くありません。

しっかり対策をしてください。

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