2018年6月15日金曜日

【No226】<技術士あるある臨時版> 【技術士二次筆記対策シーズン2.0】これだけ!?10日でできる!筆記(選択科目Ⅱ-2)の書き方!!


受験指導で展開すべき内容を臨時版で紹介します。

シーズン36回目は、「あまり知らないキーワード問題への対応①」です。

選択科目の応用能力を問う問題である以上、選択科目の中で、

選択科目のキーワード

①知っててほしいキーワード(選択科目の基本的キーワード)

②最近注目された新しいキーワード(IoT,AIなど)

③業務上で必要とする一般的なキーワード(コスト、軽量化など)

から、業務上の課題へと導く問題が出題されます。

最近は③業務上必要とする一般的なキーワード

の出題が目立つ科目があります。

社会状況と業界動向・・・

特に経済的な視点が多いです。

あとは、事故や環境、品質、災害など

それらの技術的な内容は、

専門書や業界紙、学会論文などをみて

「方向性」だけは確認しておきましょう。

がっつり内容は不要です。

最近の問題文には、応えてほしい

方向性が示されています。

例えば、平成29年度機械部門-機械設計科目

-2-2では、「軽量化」について解答することを求めています。

方向性は、

「従来の鋼より高強度な鋼」

「比強度の高い金属材料や複合材料」

の適用です。

知らない言葉の出題は・・・

「ほぼない」

のです。

箸にも棒にもかからない・・・

それはどうしようもない問いはないのです!!

ただし、問いが全科目でも回答できるような書き方であり、

問題の意図を把握できるかが合否の分かれ目です。

その時どうするか・・・・

今日はそれを書いてみます。

まず、キーワード、方向性、制約条件を抜き出します。

キーワードは、先ほどの問題であれば

「製品の軽量化」

です。

軽量化の背景は、ご自身の専門分野で想定します。

これが想定できないと、

「はい、終わり」です。

背景は、軽量化の位置づけを示すうえで

重要な定義です。

次に、「方向性」です。

「従来の鋼より高強度な鋼」

「比強度の高い金属材料や複合材料」

の適用ですね。

狙いは、

具体的論述を示すために

自分の専門分野へ

誘導するため、です。

気を付けたいのは、

「制約条件」です。

ここが重要です。

この問題では、

「製品開発の責任者として」


「大幅な軽量化を進める」


「機械設計の視点」

です。

1つめの製品開発の責任者とは、

意思決定をできる技術者(技術士)の立場です。

意思決定するための検討事項は何か?が重要です。

2つめの大幅な軽量化とは、

単なる部分的な改良改善ではなく、

製品設計をプロジェクトとして取り組むことです。

流用設計や新規設計、研究など・・の視点での選定理由が求められます。

3つめの機械設計の観点とは、

設計プロセスで示すことです。

ISO9000のような内容です。

これらが定義できて初めて具体的な記述骨子を検討します。

まずは、最初に指定されたキーワードと方向性について

背景を交えて、

「定義」します。

あとは問題文にある、

「設定理由」、「検討事項」

を述べます。

そして検討事項には「課題」「問題点」「解決策」まで提示します。

検討事項とは、言葉だけなら

検討する項目を挙げるだけですが、

「検討を進める上での留意点」を示すとあるので、

「検討を進める」=「課題を示し問題点を解決する」

という意図が残っているからです。

それを行う上での気に留めておくことは何か?

を(3)で応えます。

そうすれば、2つの効果があります。

1つ目は、業務上で選択科目の専門知識が活用できる

技術者であることが示せる。

2つ目は、得意分野で論述展開でき、

深みがある論文になります。

次回は、事例を書いてみます。

お楽しみに。

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