受験指導で展開すべき内容を臨時版で紹介します。
シーズン3の3回目は、「応用能力の裏付け」です。
専門知識は、調査と整理整頓です。
応用能力はどうでしょうか?
技術士二次試験を行う
日本技術士会では、
下記のように述べています。
●概念
これまで習得した専門知識や経験に基づいて、
与えられた条件に合わせて正しく問題点を認識し、
必要な分析を行い、
適切なプロセスや
留意すべき内容を説明できる能力
●内容
「選択科目」に関係する業務に関し、
与えられた条件に合わせて、
専門知識や実務経験に基づいて
業務遂行手順が説明でき、
業務上で留意すべき点や工夫を要する点等
についての認識があるかを問う内容とする。
要約すると
与えられた条件で説明でき、
実施の際に、気に留めておくことや
技術的に工夫を要する(問題解決能力)点
についての確認
です。
まず、ポイントは
「選択科目の専門知識をつかう業務」
です。
選択科目のプロフェッショナルとして、
実務でのディティールを示してほしい!!
という要請です。
優秀な学生や教授は技術士になれるわけではありません。
「実務経験」
で「選択科目のプロ」
であることを示す必要があるからです。
大学教授も視点を変えれば、合格できます。
それは、
「科学技術向上」「国民経済発展」
の視点があればいいのです。
実務は何のためにするのか?
生活のため、
存在価値を示すため、
仕方なしにしている・・・
など
理由は様々。
しかし、技術士は
業務の適正をもって
「科学技術の向上」
「国民経済発展」
に資することが
目的となっています。
それを具体的に示す方法として、
「業務手順」
です。
実務を通じて、
社会にどのように貢献してきたのか、すべきか
を示すことが重要です。
それも、選択科目の専門知識と
深い実務経験によって。
応用能力の裏付けは、
「選択科目の専門知識を使う業務」
です。
技術士合格には、
ご自身の業務の整理整頓
が重要です。
これがスタートラインであることを
再認識してください。
裏付けがない論文は、
独りよがりの評論家解説です。
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