受験指導で展開すべき内容を臨時版で紹介します。
9回目は、「比べない大切さ」です。
競争社会である以上、
小さいころから誰かとの比較をされた経験はあると思います。
今日は、「比べないこと」について、
「中だるみからの復活」を考えてみます。
中だるみが起こる原因は、個々にあると考えます。
例えば、「比べる」から考えると、
以前と比べ忙しくて、やる気がなくなった。
以前のような必要性を感じなくなった。
他人よりできないと感じたから、モチベーションが低下した。
キーワードが他人より少ないけど、時間がないしあきらめそう。
合格論文と比べて、知識不足・論述ができないと感じてやる気がなくなってきた。
など・・・
まとめると、
「時間的な感覚の比較」
「他者との比較」
が主だと思います。
時間的な感覚の比較は、
業務や家庭の環境、健康状態など・・・
ご自身だけの問題でないこと
「外部環境影響」
が主になると考えます。
さすがに、この場合は
コントロールできない部分が多数を占める
のではないかと考えます。
今回は、外部影響でない「自分」だけを考える
「他者との比較」について記載します。
人は、基本ネガティブです。
不安を抱えて生きているのが普通です。
不安要素は、ひとそれぞれ。
レベルも、ひとそれぞれ。
特に、競争しているときや
同じ目標へ向かう仲間がいる時は、
他人と比較して、
不安になったりする生き物なのです。
だから、「他者と比較する」
のは当たり前なのです。
特に、不利な条件、ネガティブな情報は
顕著に比較対象とする傾向があります。
また、自分にとって良い情報を比較することもあり、
「優越感」に浸るのも人です。
劣等感、優越感を感じて生きているのです。
よく、他人と比較して
①強みを知る
②成長するため
というのを聞きます。
できる人は、芯の強い人ではないかと考えます。
私は、そのようなポジティブ思考ができました。
もともと劣等感の塊で、
それを払拭したくて技術士試験受験をしたのです。
目標は、「一生涯技術者」であったことから、ぶれずにできました。
しかし、すべてがそういうわけではなく、
技術士以外は、他者との比較であきらめたこともあります。
たぶん、こちらの方がほとんどです。
なぜ、技術士試験は貫徹したのか?
それは「他者と比べるのではなく、自分の理想と比べたから」です。
具体的には、先ほど書いた目標達成です。
目標を明確にできることだけが、理想の自分に近づける
第一歩です。
目標は、課題が明確であることが最重要条件です。
課題は、技術士の称号が欲しいです。
そのための問題点は、
①知識不足
②論文苦手
③技術士法の理解不足
④勉強法がわからない
があるとします。
それを解決するための手段を具体化して、
進捗管理するのです。
でも、試験なので「他者との比較」はゼロではありません。
自己嫌悪にならない程度の他者の情報収集や
情報を半分に捉えるクセをつけるなど・・・
「前に進む」という視点で比較してください。
「比べない大切さ」とは、
他者と比べず、
自分の理想と比べること
です。
アドラーの心理学には、
「健全な劣等感とは、他者との比較のなかで生まれるのではなく、
理想の自分との比較から生まれるもの。」
とあります。
人は、拠り所を求めるため、
全く比べないことはできません。
そのため、
「理想の自分」
を拠り所として比べるぐらいにしてみてはいかがでしょうか。
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