受験指導で展開すべき内容を臨時版で紹介します。
7回目は、「目的の再確認」です。
今日は、技術士二次模擬試験です。
6名の方が受験されます。
部門、科目はバラバラ。
でも、目的は同じです。
「技術士になる!!」
です。
6/3にも6名の方が受験されます。
当然、同じ考えです。
技術士に認めてもらうには、
夏の筆記試験に合格し、
冬の口頭試験で合格しなければなりません。
当然、夏の筆記が合格しても口頭試験で不合格なら、
来年も筆記試験からです。
何人もそのような方を見て、非常に心が痛い思いを
毎年しています。
何とか、そのような思いだけはしてほしくないといことから
技術士になるという目的の再確認をしていただきたい。
実は、この難関資格を受験しようと行動しただけでも
一流の技術者です。
素晴らしいことです。
年間3万人の方が受験され、その1割強が
技術士を名乗れます。
日本の技術者は約240万人と言われています。
技術者のたった「1.25%」しか受験しないのです。
また、現在の技術士の総数は
7万人程度しかいません。
つまり、技術者の中のたった2.92%です。
その中でも建設部門が40%以上ます。
機械系は、10%以下です。
しかし、技術士になることが目的としていると、
この試験は「不合格」になる確率を高めます。
理由は、「技術士」相応の実力を
「魅せる」
実力がないだけなのに、
学校教育で刷り込まれた
「インプット学習」
のせいで、間違った勉強をしてしまいます。
だから、私は受験セミナー等で必ず
最初に「技術士法」について
理解を持ってもらうようにしています。
この技術士法が実践できないと合格はできません。
では、技術士法とは、
●国民経済の発展
●科学技術の向上
です。
これを達成できる人材を国が求めているのです。
皆さんは、日本の優秀なエンジニアです。
いまさら、大学の授業で受けた内容を
馬鹿みたいに勉強する必要はありません。
過去の知識を実践という業務で
活用しているはずです。
だから、使いこなせる知識はあり、
そしてスペシャリストであるのです。
あとは、技術士法の定義を咀嚼して、
論文に標記すること。
論文に書くべきことを正しく書くこと。
だけなのです。
技術士になることを目的とせず、
技術士相応のふるまいをして、
技術士と名乗れることを目的とした
受験対策をしてください。
今月も今日を入れて5日です。
早めに切り替えましょう!!
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