2018年5月4日金曜日

【No184】第10回_生産性向上その3~時間をプレゼント~


おはようございます。

今日もお付き合いください。

最後は、時間をプレゼントする、です。

単に、有効な時間を創り出して機会を与えることです。

それは、各人の課題をクリアする時間がもて、

生産性が高い仕事がお金を生むのです。

日本の企業風土といえば、

就業時間中は

従業員の時間を奪うことが

当たり前になっています。

例えば、国会で働き方改革法案が進んでいるのはご存知でしょう。

その中でも、

仕事のやり方について上司から細かい指示を受けず、

働く時間も比較的自由に任されているはずの「裁量労働制」。

しかし現状では、

会社が適切な残業代を支払わないために

悪用されているケースも少なくないというのを知らない人たちが進めている。

データの改ざんという最悪のことまでして。

形式的には「裁量を与えている」として、

「自己管理」としているが、

実際には

企業側が

長時間労働を強制しているのです。

ロボットではないので、人は感情を持っています。

「忖度」

という言葉がはやったのも

日本人独自の文化からでしょう。

労働時間を長くすることが

成果につながるという

考え方。

実は、一番生産性を上げて

時間延長なしに

理想の裁量労働制ができる方法があります。

それが、

「任せる」

ことと

「見守る目を持つ」

ことです。

人は任される(信頼を得るとわかる)と、

がんばります。

就業時間が自由になった分、

働く時間が増える傾向にあります。

なぜなら、求められる業績は変わらないこと、

良い仕事しないといけない

などと考えていると、

つい仕事の「質」にこだわりすぎてしまうからです。

このような過剰労働を強いられる期間が長くなると、

慢性疲労

不眠症

うつ病

といった健康被害が発生する。

そのために、会社を退職せざるを得ないケースも増える。

何が自由になったのか・・

単に時間が自由になって任された分のプレッシャーが

大きくなり、まじめな人ほど労働時間は増え、

精神的にまいってしまう。

そこで、「見守る目」が重要なキーワードとなる。

管理者の見守る目ができるかにより、

働き方改革の成功・失敗は決まる。

そこで、裁量労働制を課す場合の仕組みを考える。

管理者のポジショニングである。

まず、職務としての「管理者」を選任する。

職務は、労働環境(明るく働きやすい、忙しい人や困っている人を助ける)

に関する仕事のことです。

職場のスーパーバイザーを選任して、

業務の過負荷を業務管理責任者へ第三者の視点で

コントロールする。

時間管理と、進捗管理の役割を二分する。

この取り組みは、活力のある職場環境作りにもなり、

そこから生まれる製品・商品・サービスは

お客様に喜ばれるものになると考えます。

特に新入社員が入るこの時期は、

上司、先輩、部下という関係が新たに生まれます。

見つめなおす絶好の機会だと考えます。

時間をプレゼントした後は

見守る目が重要であることを

お伝えしておきます。

次回は「生産性向上その4「方法」」です。

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