2018年2月25日日曜日

【No116】第4回_技術士が考えるUDはバリアフリーと同じ!?


今日は、「UDとバリアフリーって同じ!?」です。

じつは、共存関係にあります。

その前に、違いを簡単に。

UD:利用者をおもいやる設計力

バリアフリー:特定の人のバリアを除去するために専用品を設計する

バリアフリーは「専用機」です。

専用機と言っても、1人しか使えないではなく、

ある特定の障がいや問題をもつ方への不便を緩和・補助する

ためのものです。

使いやすさは、利用者が決めます。

その利用者の使い勝手を理解するため、

設計者が「当事者」になることで、

他人の人の使いやすさにつながることがあります。

それが、マッチとライターです。

作ったときは、片手が不自由である人向けにという視点でした。

しかし、一般の人も便利と思えば、

最初はバリアフリー設計でも

最終UD設計になっているのです。

最終的には製品は、より使いやすいものへと進化していきます。

今の利用者を基本にして、さらに使える人を増やそうとする、

これがUDです。

ここがバリアフリーとの違いです。

まとめると、

UDの考えは、使えない人を把握し、使えるようにし続けること。

バリアフリーはそれでも使えない人に専用機を作ること。

です。

次回は「お・も・て・な・し」」です。

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