2018年2月17日土曜日

【No108】第7回_技術士が考える標準化

今日は、「標準化」です。


品質管理では最も重要と考えます。

「作業の標準化」により、

付加価値のある作業を行う時間ができる

ミス・ロス低減によるコスト低減

誰でもできるようになる。

改善の見える化がしやすくなる

といったメリットがあります。

JISには、

「実在の問題または、おこる可能性のある問題に関して、

与えられた状況において最適な秩序を得ることを目的として、

共通にかつ繰り返して使用するための記述事項を確率する活動」

といった難しく書いています。

単に、提供する製品やサービスの品質に

バラつきがなく

顧客が求める品質に維持する方法のこと

です。

具体的には

1)標準(Standard)に合わせること

2)標準に従って、プロセスや製品仕様・性能・デザインやサービス
         を統一すること。

3)統一することで互換性を高めていくこと

です。

標準化=standardization

です。

標準の

ルールや規則などの取り決めで、判断の拠り所、見本

を意識的に作って利用する活動です。

標準の目的は、最適な秩序の達成です。

標準化は、顕在化している問題や起こりうる可能性がある問題に関して、

最適な秩序を得ることを目的としています。

そのための共通でかつ繰り返し利用できるための文書や体系を確立するのです。

しかし、標準化には、

1)多様なニーズに対応できない

2)製品やサービスの差別化が困難

といったデメリットがあります。

多様化の傾向に対しての取り組みが

「改善し続ける標準化」

です。

いったん標準化すれば終わりでなく、

技術背景や社会背景を鑑みて、

問題点を見える化し、改善をし続けることこそ

標準化にとっては大事なことなのです。

さらに、組織の考え方プロセスは標準化しやすいです。

基本の考えが同一であれば、

共通点が見いだせ、

新たな視点での標準化を達成できます。

スパイラルアップです。

ぜひ、考えてみてください。

次回は、「品質管理の手法」について書きます。

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