2018年2月14日水曜日

【No105】第4回_技術士が考える品質管理の考え方(2)


今日は、品質管理の考え方(PDCA)です。

PDCAは「管理」です。

そのため、「品質」「工程」「安全」という頭文字が変化しても使える
考え方です。

また、PDCAはこのサイクルを繰り返すことが重要とされています。

おさらいしましょう。

1P Plan(計画)

  目標達成のための「実行計画」です。

  実行計画ですから

  ①目的②目標③誰が④いつまでに⑤何を⑥どのように
     (作業標準やチェックリストなど)

  を明確にします。

2D DO(実行)

  計画に沿って実行します。

3C Check(評価)

  計画通りであるか評価します。

  遅延等計画との差がある場合は、問題点の抽出と原因特定をします。

4A Action(処置)

  問題の原因特定を分析・評価して処置を行う。

一連の流れが終了後、「計画」へ戻ります。

戻るときに、注意点があります。

それは、Actionでは、

暫定対策と恒久対策があること。

必ず、再発防止策まで検討しておきます。

そして、マニュアル化(標準化)するのです。

あとは、PDCAの管理サイクルを回せば、

「標準化」が形骸化しないようになります。

しかし、これが難しい。

一般企業で、なかなかできるところは少ない。

なぜか?

No104で書いた「品質管理の考え方」が全社的ではないからです。

品管の一人が一生懸命やってても現場の作業者や

経営者が無関心で予算もつけなければ成り立ちません。

「品質は全員で作るもの」

忘れないでほしいですね。

次回は「TQM」です。

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