今日は、品質管理の考え方(PDCA)です。
PDCAは「管理」です。
そのため、「品質」「工程」「安全」という頭文字が変化しても使える
考え方です。
また、PDCAはこのサイクルを繰り返すことが重要とされています。
おさらいしましょう。
(1)P Plan(計画)
目標達成のための「実行計画」です。
実行計画ですから
①目的②目標③誰が④いつまでに⑤何を⑥どのように
(作業標準やチェックリストなど)
を明確にします。
(2)D DO(実行)
計画に沿って実行します。
(3)C Check(評価)
計画通りであるか評価します。
遅延等計画との差がある場合は、問題点の抽出と原因特定をします。
(4)A Action(処置)
問題の原因特定を分析・評価して処置を行う。
一連の流れが終了後、「計画」へ戻ります。
戻るときに、注意点があります。
それは、Actionでは、
暫定対策と恒久対策があること。
必ず、再発防止策まで検討しておきます。
そして、マニュアル化(標準化)するのです。
あとは、PDCAの管理サイクルを回せば、
「標準化」が形骸化しないようになります。
しかし、これが難しい。
一般企業で、なかなかできるところは少ない。
なぜか?
No104で書いた「品質管理の考え方」が全社的ではないからです。
品管の一人が一生懸命やってても現場の作業者や
経営者が無関心で予算もつけなければ成り立ちません。
「品質は全員で作るもの」
忘れないでほしいですね。
次回は「TQM」です。
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