2018年1月29日月曜日

【No90】第4回_リスクマネジメントって!?


リスクの定義は理解いただけましたか?

専門書にはもっと詳しい内容が載っています。

ここでは、概要程度にしていますのであしからず。

技術士総監受験生は、概要程度でも十分受験対策にはなります。

では、本日は「リスクマネジメント」です。

まずは、言葉の意味から。

manage」ですが、日本語ではなんていうのでしょうか?

大体の方は、「管理」「監督」というでしょう。

実は、少し異なります。

本質は「難しいことを上手にやり遂げる」です。

つまり、リスクマネジメントは、

「リスクに関する諸問題を上手にやり遂げるように仕向ける」

です。

日本の社会では、マネージャーは「管理職」としています。

本質は「(うまくできるように)仕向けて問題をうまく処理できる人」という
味です。

総監の「管理」「監理」はまさにこれです。

勘違いしている人は多いでしょう。

今日から改めて、実践でも意識して使いましょう。

そのため、リスクマネジメントは「業務」でなくひとつの

「職務機能」

として扱わなければなりません。

職務機能である「リスクマネジメント」を構築し維持することを

組織は日々の業務で行うのです。

リスクマネジメントは

「規制緩和」「多様化」「経営管理の在り方の変化」「説明責任の増大」
により進化しています。

200911月、ISO Guide73が「ISO31000」として正式に公表されました。

前回でも述べたように「組織」を対象にしています。

では、組織に何を求めているのでしょうか?

「ステークスホルダとの関係と社会責任や内部統制の標準化と連動」

です。

これにより

「よいガバナンス構築を手段」

としていくことを期待しています。

主な特徴を列記します。

111原則の開示

2)リスクの定義変更

3)身の丈を意識し、一歩でも理想に近づく継続性

4)原則が優先

5)フレームワークの提供

6)プロセスの提供

7)アカウンタビリティ(リスク・オーナーとその責任者の明確化)

科学技術は、複雑で大規模化が進み、一技術者だけでは製品が成り立たなく
なっています。

技術の進歩には、リスクはつきものです。

複数の技術者がリスク認識をして恩恵の最大化と負の要素を最小化する必要
があります。

リスク=不確かさを把握し、いかに目標に達成させるかをマネージャーとして
処理するか?

しっかり考えておきましょう!

次回は「リスクマネジメント・プロセスって!?」です。

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