2018年1月25日木曜日

【No86】<技術士あるある臨時版>論文は知識の広がりと深さを活用すること②


今日は「深さ」の部分の補足と「活用」についてです。

No85】でも記載したように、

「キーワード」と「専門とする事項」の連動

が重要です。

なぜなら、深さが選択科目と合致するかの指標になるからです。

キーワードが専門とする事項で展開しにくいと感じるなら、

選択科目を変更してください。

いろいろな選択科目のキーワードを今から抽出すると大変ですが、
やってください。

ポイントは、各選択科目の重要となるキーワード5個ぐらいを
「専門とする事項」

に当てはめてみてください。

そうすれば、しっくりくる課題・問題点・解決の方向性が見えてきます。

今なら引き返しもできますので、早く取り掛かりましょう。

さらに本題の「深さ」について補足していきます。

大事なのは「業務の棚卸」です。

ご自身の業務で「何が課題なのか?」

「何が問題なのか?」

「解決に至るキーテクノロジーは?」

がわからなければ、キーワードの論述ができないからです。

この論述の精度が筆記試験で活用できるか否かの分かれ目です。

だから、私は業務経歴票の整理を進めています。

「技術士とはないか?」

「技術士論文の書き方」

「自身の強みの発見」

ができる最も有効な受験対策です。

最も身近で1日の1/3以上を費やす業務が一番の受験参考書です。

業務では、「専門知識」の深さだけでなく「広さ」も要求されるはずです。

知っていなければ防げない事故や不具合をいかに想定(技術と社会との連続性)
でき、技術責任者として具体的な指示が出せるか?

これが技術士です。

まとめると、

1)専門とする事項の体系的知識=広さ

2)専門とする事項での体系的知識の活用≒応用能力=深さ

3)技術と社会との連続性=真の技術の活用

です。

いままでの資格試験の勉強法を忘れて、3つのことを実践していきましょう。

また、添削時やセミナーで気付いた点を「臨時版」で掲載しますのでお楽しみに。

次回は、「技術士が必要と考えるリスクマネジメント」について記載します。

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