今日は「深さ」の部分の補足と「活用」についてです。
【No85】でも記載したように、
「キーワード」と「専門とする事項」の連動
が重要です。
なぜなら、深さが選択科目と合致するかの指標になるからです。
キーワードが専門とする事項で展開しにくいと感じるなら、
選択科目を変更してください。
いろいろな選択科目のキーワードを今から抽出すると大変ですが、
やってください。
ポイントは、各選択科目の重要となるキーワード5個ぐらいを
「専門とする事項」
に当てはめてみてください。
そうすれば、しっくりくる課題・問題点・解決の方向性が見えてきます。
今なら引き返しもできますので、早く取り掛かりましょう。
さらに本題の「深さ」について補足していきます。
大事なのは「業務の棚卸」です。
ご自身の業務で「何が課題なのか?」
「何が問題なのか?」
「解決に至るキーテクノロジーは?」
がわからなければ、キーワードの論述ができないからです。
この論述の精度が筆記試験で活用できるか否かの分かれ目です。
だから、私は業務経歴票の整理を進めています。
「技術士とはないか?」
「技術士論文の書き方」
「自身の強みの発見」
ができる最も有効な受験対策です。
最も身近で1日の1/3以上を費やす業務が一番の受験参考書です。
業務では、「専門知識」の深さだけでなく「広さ」も要求されるはずです。
知っていなければ防げない事故や不具合をいかに想定(技術と社会との連続性)
でき、技術責任者として具体的な指示が出せるか?
これが技術士です。
まとめると、
(1)専門とする事項の体系的知識=広さ
(2)専門とする事項での体系的知識の活用≒応用能力=深さ
(3)技術と社会との連続性=真の技術の活用
です。
いままでの資格試験の勉強法を忘れて、3つのことを実践していきましょう。
また、添削時やセミナーで気付いた点を「臨時版」で掲載しますのでお楽しみに。
次回は、「技術士が必要と考えるリスクマネジメント」について記載します。
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