2018年1月21日日曜日

【No82】 第8回_技術士試験_論文作成・提出が目的!?となっていた時のこと


8回目は、受験生時代と講師となってからの出来事
「論文提出が目的になっている」
です。

技術士論文を添削依頼して、
自分のレベルを技術士の視点で添削してもらいます。

私の師匠は、「24時間以内返信」をモットーとされていました。
受験生を待たせることは、
モヤモヤしたなかで進歩がないまま時間を経過させるだけなので、
そのようにしていたようです。

私も24時間返信を目指して、添削をしています。

しかし、添削側になって感じた点は

「提出することが目的になっていないか?」

です。

添削事項を単に修正しただけで、
全体のまとまりを考えず提出する受験生がいます。

レスポンスはいいのですが、進歩がありません。

それは「教えてもらう」という受け身だからです。

受け身では、技術士試験の本質はつかめません。

「どうしてこの書き方がおかしいのか?」「題意が異なるのはなぜか?」等
一部の指摘事項から、全体を俯瞰して見渡すことでまとまりを考えることが
できなければ、一生合格しないでしょう。

万が一、合格してしまっても口頭試験や所得後のプレッシャーで
大変不幸なことが待っています。

私も最初、「提出しな!!」だけで一生懸命修正しました。

ところが、何回提出しても大幅な改善ができません。

そこで、一つの指摘から関係する箇所も再考してみたり、
全書き直ししたり・・・・

紆余曲折しながら「提出が目的」でなく「問題に応える」ことの
ヒントをもらい見直すことを目的に取り組みました。

3年目に書いた唯一の論文は、3回の添削でA判定でした。

「題意」に応えること・・・の練習。

それは、骨子法だけでもできます。

3年目は、並行して骨子を20個作成しました。

これが良かったのでしょう。

本番では、時間ギリギリでも題意を外さず、
簡素なわかりやすい論文となりました。

皆さんも添削の目的を再認識してください・・・

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