今年1年、いろいろありました。
ここまでこれたことへの感謝を示すため、予告とは異なる「勉強法」について記述します。
受験生は、技術士試験の勉強法を単なる「知識の詰め込み」としている方が多いのに気づかれます。
私もそうでした。そこで、事例を交えて5月までにすべきことを記載します。
まずは、「定義」を知っていないと論文への適正な展開が難しいと思います。
定義の正しい理解をして論文で表現してください。
Stepとしては、次の2段階です。
【Step1:キーワードリスト作成 150~200個】
目安は全部で150字以内。1センテンス50文字(2行)を目指して、「定義・解説」を記載。
ポイントは、外来語の多用は避け、日本語のみを目指す。
外来語のあいまいさをなくすためです。定義を正しく理解することを心がけてください。
また、択一の知識整理のため。
過去問を解くと、あいまいなキーワードがあると思います。
キーワードリストにそのあいまいな内容を転記して、使えるキーワードにする。
理解していること(知識の拡充が十分あると判断したもの)は、深追いしないこと。
あくまでも過去問を解いて、知らないことやあいまいなことを整理するための
オリジナルのリストを作ってください。
期限:1月中に基本を作る。
並行して順次過去門を解き、足し込んでいく。2回ぐらい解けば、キーワードはまとまる。
【Step2:キーワードノート(A4 1枚)作成 20~50個 】
※過去問から重要キーワードを選択・出そうなキーワードを想定
※600字解答用紙でなく、白紙の紙で追記できる隙間を項目ごとにあけることや
A4を縦割りして2分割するなど工夫する。
<項目>
①キーワード解説 キーワードリストの内容でよい。
②原理・特徴 キーワードリストで標記できない内容・図表など
③適用分野 利用分野とその利用方法の事例
④最新の技術動向
技術動向の記載。実際に行っている、行われそうな分野のピックアップ
⑤現在の問題点と取り組まれている課題
ご自身の選択科目と専門分野における問題点・課題及び社会や技術全般におけるもの
※根拠となる数字や引用を調べる。
⑥解決策の方向性
ご自身の専門分野における提案(工夫)
※根拠となる数字や引用を調べる。
⑦解決の具体事例と効果
実例の目標値に対する効果を意識
※根拠となる数字や引用を調べる。
⑧展望 業界・社会や技術全般
※根拠となる数字や引用を調べる。
期限 5月末目途。
ただし、ブラッシュアップは継続(過去問を行いつつ、新たな気付きや内容追記等)
Step2は、過去問や想定問題を事例にして転記してみてください。
基本は、実問題からの整理整頓です。
過去問の骨子を作成して、適用してみるといいです。
論文をすべて書くのには最初相当時間がかかります。
そのため、骨子を作成して、箇条書きでもいいので当てはめていくのです。
慣れてきたら、論文化しましょう(論文化は、4月初めにはしないと遅いですが)。
特に③~⑤は社会や技術全般を知ることで、選択科目Ⅲで使える内容になります。
ここは調査や思考が入るので大変ですが、⑥~⑧を書くためには重要な項目です。
以上の内容で、インプット20~30%、アウトプット70~80%を行いました。
実践が気付きを与えてくれること、過去問がキーワードリストの拡充に適していること
(正しいことが書いてあり、知っていないといけないことが書いている教科書)
が私の3年後の合格での気付きです。
私も2回不合格経験があり、インプット中心での学習でした。
3年目は、上記の内容で知識の整理をしました。
すべてを知ることは不可能なので、必要と考える用語を最低限知り、
試験で活用する訓練をする割り切りが重要です。
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