2017年12月31日日曜日

【No62】技術士試験(筆記)の勉強法(基礎編)

今年も今日で終わります。

今年1年、いろいろありました。

ここまでこれたことへの感謝を示すため、予告とは異なる「勉強法」について記述します。

受験生は、技術士試験の勉強法を単なる「知識の詰め込み」としている方が多いのに気づかれます。

私もそうでした。そこで、事例を交えて5月までにすべきことを記載します。

まずは、「定義」を知っていないと論文への適正な展開が難しいと思います。

定義の正しい理解をして論文で表現してください。

その後、論文で問われている課題・問題点・解決策・展望は、専門科目と専門事項に置き換えてください。


 Stepとしては、次の2段階です。


 【Step1:キーワードリスト作成 150~200個】


目安は全部で150字以内。1センテンス50文字(2行)を目指して、「定義・解説」を記載。


ポイントは、外来語の多用は避け、日本語のみを目指す。


外来語のあいまいさをなくすためです。定義を正しく理解することを心がけてください。


また、択一の知識整理のため。

過去問を解くと、あいまいなキーワードがあると思います。


キーワードリストにそのあいまいな内容を転記して、使えるキーワードにする。


理解していること(知識の拡充が十分あると判断したもの)は、深追いしないこと。


あくまでも過去問を解いて、知らないことやあいまいなことを整理するための

オリジナルのリストを作ってください。 


期限:1月中に基本を作る。

並行して順次過去門を解き、足し込んでいく。2回ぐらい解けば、キーワードはまとまる。

 Step2:キーワードノート(A4 1枚)作成 20~50個 】


※過去問から重要キーワードを選択・出そうなキーワードを想定


600字解答用紙でなく、白紙の紙で追記できる隙間を項目ごとにあけることや

 A4を縦割りして2分割するなど工夫する。


<項目>
 ①キーワード解説 キーワードリストの内容でよい。


 ②原理・特徴 キーワードリストで標記できない内容・図表など


 ③適用分野 利用分野とその利用方法の事例


 ④最新の技術動向 


技術動向の記載。実際に行っている、行われそうな分野のピックアップ


 ⑤現在の問題点と取り組まれている課題


 ご自身の選択科目と専門分野における問題点・課題及び社会や技術全般におけるもの


  ※根拠となる数字や引用を調べる。


 ⑥解決策の方向性


 ご自身の専門分野における提案(工夫)


  ※根拠となる数字や引用を調べる。


 ⑦解決の具体事例と効果


 実例の目標値に対する効果を意識


  ※根拠となる数字や引用を調べる。


 ⑧展望 業界・社会や技術全般


  ※根拠となる数字や引用を調べる。





期限 5月末目途。

ただし、ブラッシュアップは継続(過去問を行いつつ、新たな気付きや内容追記等)


Step2は、過去問や想定問題を事例にして転記してみてください。

基本は、実問題からの整理整頓です。


過去問の骨子を作成して、適用してみるといいです。

論文をすべて書くのには最初相当時間がかかります。


そのため、骨子を作成して、箇条書きでもいいので当てはめていくのです。


慣れてきたら、論文化しましょう(論文化は、4月初めにはしないと遅いですが)。


特に③~⑤は社会や技術全般を知ることで、選択科目Ⅲで使える内容になります。


ここは調査や思考が入るので大変ですが、⑥~⑧を書くためには重要な項目です。


以上の内容で、インプット2030%、アウトプット7080%を行いました。


実践が気付きを与えてくれること、過去問がキーワードリストの拡充に適していること

(正しいことが書いてあり、知っていないといけないことが書いている教科書)

が私の3年後の合格での気付きです。


私も2回不合格経験があり、インプット中心での学習でした。

3年目は、上記の内容で知識の整理をしました。

すべてを知ることは不可能なので、必要と考える用語を最低限知り、

試験で活用する訓練をする割り切りが重要です。




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