2017年12月26日火曜日

【No61】業務経歴票(その3)

受験申込み時に書く、「業務経歴」の多くは業務日報のタイトルの人が多い。

技術士法第2条を理解して書くことが求められる。

以下に、具体的な内容を記す。

詳細同様、 


 「試験官が読んで業務のイメージを正しく持ってもらえるように整理する」

と。 

技術士試験ですから、「技術内容」を示します。業務内容そのものではありません。

具体的には、

  (1)技術の名称:何の製品・技術・研究なのか?をイメージする。


   ポイントは、一般的な用語・技術屋がわかる用語を使うこと。

2)目標:定量的な指標と効果がわかりやすいか?

3)課題や問題点:目標を達成するために技術的に適切な課題・問題点か?

4)創意工夫:コア技術は何か?

5)成果:目標達成レベルの確認。

6)技術士法第2条にある「計画、研究、設計、分析、試験、評価」

である。


この(1~6)をすべて書くと長くなり、読みにくくなる。

直感的な要素が重要なので、以下のようにまとめることを推奨する。


1:(成果)達成した(創意工夫)を行った(技術名称)の設計


2:(課題・問題点)を(創意工夫)により(成果)を達成した(技術名称)の研究


3:(創意工夫)により(課題・問題点)を解決し(目標)達成した(技術名称)の計


4:(創意工夫)を行った(技術名称)の試験


あくまでも例であるため、そのまま書く必要はない。

ポイントは、「コアな技術」が何か?がわかること、それが選択科目と合致していること。

また、技術士の業務(設計・計画等)複数書くのではなく、1つにしたほうが良い。


広げすぎると説明が長くなり、20分の口頭試験では対応できない。

得意分野で勝負するつもりでスリム化を極限までしてほしい。

しかし、4月の時点で冒険はしたくない。

それは、「技術士とは」を理解していないままの提出は、11月の口頭試験で火だるまになるから。


無難に11月には、内容の見直ししたプレゼンができるレベルにしておきたい。


基本、技術士の添削をすべき内容である。


 ただの受験申込書を思って、安易に提出しないこと!!!

肝に銘じて、4月までの経歴作成に臨んでほしい。

以上、次回以降はH29年度のほとんどの人が終了した口頭試験について記載する。

「もっと早く知りたかった!!」という人もいるだろう。

身の丈で勝負している皆さんは、しっかり次から書くことを理解されているかどうかのチェックとしてほしい。

技術士合格がゴールでなく、スタートであること。

この意識が、みなさんを「技術士」と呼べるようにしてくれますから。

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