2017年12月24日日曜日

【No60】業務経歴票(その2)

もうすぐ1月を迎ええう今でこそ、しっかりと事前準備ができる情報を提供したい。

その2では、業務経歴の具体的な書き方を記載する。

ポイントは、 

「試験官が読んで業務のイメージを正しく持ってもらえるように整理する」

こと。

具体的には、下記の項目に沿って書けばよい。 

【業務内容】タイトル調で一般的な用語でイメージできるキーワードを駆使する。


【背景・目的】業務を行う背景・目的(技術士法の意識)及び目標を書く。


【立場・役割】職務上の立場でなく、その技術的な解決策を実施したときの立場を
               記載。
       また、役割も担当した作業内容でかつ総括的な立場であることを
       アピールしたい。


【技術的課題と数値目標】業務課題を解決するために行う最も重要な技術的な課題
            を抽出し、定量的でかつ狙いが最善とわかる目標値を書
            く。


【問題点】課題を達成したいが最も「ボトルネック」となっていることを書く。


【創意工夫】解決策を導いたプロセスを記載する。最も重要なセクション。
     ここで、専門的応用能力を発揮したこと(自身で工夫したこと)
     を示す。
     具体的でかつ、論理的な課題解決プロセスを示せること。


    例として、
    ①そこで私は○○(根拠)から△△(方向性・考え方)と考え、
     □□を提案した。

    ②そこで私は○○から△△に着目し、□□を解決策として提案した。

    という風に、「一言」で書きたい。


【解決策】上記解決策を具体的に記載すること。


【成果】「上記解決策により、「問題点」は解決でき「課題」は達成した。

よって、目標はクリアして、業務目標も達成した(第1条に資す
る)。」

という流れ。


【展望】業務の振り返り=現状の評価及び技術の水平展開など・・・


上記に沿って、何度も書いてみてください。

当然、業務経歴票に書く5つです。 

詳細業務だけでなく、すべて書いてください。 

そうすると、業務経歴票の内容がわかりやすい、良い内容になります。

ただし、詳細は「720文字」の限定があります。

不要な言葉や内容を断捨離して書かなければならないので、

結構精査する時間はかかるという覚悟で。

また、「技術的」でない「業務報告」の人が多い。

技術士法に則った内容を記載することが重要なのに気づいていない証拠。

やったこではなく、成し得た「プロセス」を評価する。

プロセスは、業務経験や知識からなり立つ創意工夫が重要。

たぶんわからない人が多いので、技術士に添削してもらうことを強く進める。

次回は、経歴票5行の書き方等を記載する。




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