経歴票は名刺代わりになるため、人物が総監技術士にふさわしいかを最初に確認するもの。
口頭試験では、以下のことを確認する。
①経歴及び応用能力(配点60点)
②体系的専門知識(配点40点)
①と②のバランスがよくできており、総監の発想ができているか?
①は、5管理の経験値・レベルを知る。つまり、総監技術を踏まえた5管理の中庸。
②は5管理を適切に使えるか?
配点バランスは、時間バランスと考えてよい。
①は経歴確認などで時間を要するので、60%~70%程度時間を割く。
では、どのような書き方をすれば、試験官は「総監技術士」と認めるのか?
①概要(総監技術者が必要となった概要)
・科学技術
・恩恵
・多大な負の影響
②立場と役割
総監の要素がある立場と役割を示す。
⇒プロジェクトの一部、管理者と監督者の違いを示す。
③課題と問題点
総監技術士の能力がないと解決が困難なこと。
⇒最重要管理項目の設定(目的)
⇒その達成のための課題を設定。
各個別管理の相反・トレードオフへの言及(青本P3)。
経営全般を勘案したマネジメントに資する判断(青本P3)。
④提案
業務全体を俯瞰的な把握・分析に基づき、総合的な判断を行い改善策の策定すること。
⇒総監技術の創意工夫はいらない。どの技術部門でも記載可能な対策の策定が良い。
⇒全体的な提案の方向性を示す。
⇒5つの管理の記載が望ましいが、最低3つは書く(残りは口頭で)。
⑤成果
トレードオフの解決、経営全般を勘案したマネジメントを行ったこと。
⇒すべての管理を行い、滞りなく全体としての課題を達成したこと。
・業務全体の成果と各管理の成果
次回は、心得ておきたい点で完結する。
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