2018年7月20日金曜日

【No.261】 先走り!?平成31年度技術士二次試験対応~試験制度は4回目の変更~


今回から、来年度の技術士二次試験試験制度変更について考えてみます。

受験生時代や技術士で受験指導を経験し得た知識と状況から、

来年度の試験改正の対応を掲載していきます。
今回はプレゼント付きです。最後まで読んでみてください。

なお、9月から来年1月までは

平成30年度の口頭試験対策についても提供していきます。

受験生の皆様に役立つ情報提供を

継続的な掲載やスポットでの掲載をしますので、楽しみに。

本題です。

技術士試験は、これで大きく4回目の改定(総監は除く)です。

技術士会のHPには、下記のように記載されています。

「平成12年の技術士法改正から十数年が経過し、

産業構造や経済構造、社会ニーズ、国際的な環境が大きく変化し、

それらに対応した技術士制度がどうあるべきか、

その目指すべき方向性が改めて問われていることから、

時代の変化に対応した高い専門性と倫理観を有する

技術者の育成・確保のための技術士の資質の向上、

技術士制度の活用の促進及び技術士資格の国際通用性の確保

を目的として、

平成272月より科学技術・学術審議会技術士分科会において、

今後の技術士制度の在り方について審議が行なわれてきました。

その結果、平成2812月に同分科会として

報告書「今後の技術士制度の在り方」が取りまとめられました。


及び他の国家資格との相互活用の促進について

具体的な改善施策が提言されるとともに、

今後検討すべき事項がとりまとめられ、

上記提言に対応するために関係する省令及び告示が改正され、

平成31年度の技術士試験から実施されることとなりました。」

基本的には、時代の変化に対応した高い専門性と

倫理観を有する技術者の育成・確保をすることで、

技術士制度の活用促進、国際通用性の確保

を目的としています。

平成25年までは、

「技術士制度の更なる普及・拡大を図るために

試験制度を見直すことが適当」

としていました。

単にしんどい試験を簡素化して

経費削減とともに

作問負担の軽減

受験生負荷の軽減

を図ることが主な目的でした、

しかし、制度改革を実施した結果、

弊害が生まれました。

私見ですが、下記のような弊害と考えます。

1)専門知識のレベル低下

2)技術士相応判断がしにくい試験

3)簡素化したため、技術士試験の権威が低下

例えば、専門知識は択一であれば

他の資格試験同様の勉強法でどうにかなります。

特に20問中15問選択で9問の正解で合格となれば、

45%の正答率があれば合格でいます。

こんな試験は中々ない。

専門知識のレベルを図るには

お粗末だったのでしょう。

廃止して正解です。

また、口頭試験時間が

45分から20分へ短縮されたことで、

技術士にふさわしい

高い専門的応用能力

高い倫理観

が図れるのでしょうか?

平成24年までは、

口頭試験では、一般知識も聞かれました。

この2つの平成25年度の制度改悪により

3)技術士の権威が低下

したように感じます。

今回の改定目的にある

「時代の変化に対応した高い専門性と

倫理観を有する技術者の育成・確保」

をするために

まずは、「必須科目を論文作成」

としています。

私も平成24年度合格者です。

必須問題は、技術士にふさわしい

高い専門性と倫理観を持っているのか

を判断する手法であると考えます。

目的にある

「技術士制度の活用促進」

「国際通用性の確保」

をするには、平成24年までの必須問題に

類似した問題を使い問うべきです。

会社帰属の人、

専門性ばかりの人

では困るため、

この試験改定により、

国民経済発展と

科学技術の向上

に資する人材確保と育成をして

技術士試験の権威が復活することを望んでいます。

この試験改定までの受験指導で感じることは、

技術士法の重要性が

平成25年度以降の

試験では重要視されていなかった

ように感じていました。

いくら説明しても経験上、

理解される方は1020%程度。

合格率とほぼ同じです。

必須論文化で明確なメッセージとなればいいのですが。

来年受験される方は、

より一層、

技術士法を大事にしてください。

資料として、

平成15年までは、古いので割愛しますが、

平成18年から現在までの試験制度変更内容をまとめた

シートを提供します(総監除く)。

入手したい方は、横のタブにある

「連絡フォーム」

から申し込みできます。

もちろん無料です。

今後も、無料提供はしていきます。

ぜひ、連絡ください。

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