おはようございます。
今日もお付き合いください。
名言を少し掘り下げると、
「機会費用」
になると考えます。
機会費用とは、
与えられた条件の下で最善のものを選択した場合,
残された選択物 (犠牲となったもの) のなかの最善のものの価値を指す。
一般に多数の用途をもつ財・サービスをある特定の用途に利用する場合,
それ以外の用途は利用されずに犠牲となっている。
この犠牲となった用途を利用したら得られたであろう収益のうち最も値の
大きいものである。
機会費用の概念は,ある経済活動,つまり財・サービスの用い方の効率を
判定する際の基準となるものであり,
経済学において用いられる「費用」という概念は,
すべてこの機会費用に基づくものである。
<ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説>より
与えられた条件下の一つに、「お金」と「時間」があります。
ある財が生産されたということは,
資源を他の用途に用いることを犠牲にしたことにほかならない。
経済学では,ある財を生産するための費用は,
その財を生産したためにこうむったこのような犠牲の大きさではかる。
たとえば自分の持家に住んでいる人は,
自分の家を他人に貸した場合に得られるはずの家賃収入(帰属家賃)を犠牲
にしているので,
その分だけの住居費がかかっている,と考える。
<世界大百科事典 第2版の解説>より
つまり、お金と時間を犠牲にして生まれた財は、
ほかのコトやモノをした時に得られたであろう
価値(時間やお金やモノやコトなど)を犠牲にしている
という考え方です。
最善の検討を行い、費やしたお金と時間は、
実はもっと価値のあることに使うことが
費用対効果としてはあった可能性があります。
堂々巡りになりますね。
そのため、意思決定の品質よりも
タイミングを早くして、
実施する
撤退する
という時間とお金の使い方を
常に考えることが重要なのです。
私は、技術士・総監受験時、大切なものは何かという問いに
「意思決定論」
と答えました。
生産性向上、付加価値向上には
「タイミング」
がすべてだと考えていたからです。
お金と時間をどのように使うかは、
皆さんの意思決定によります。
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