2018年4月10日火曜日

【No160】第4回_生産性向上その2~リソースの発展~


おはようございます。

今日もお付き合いください。

モノづくりは、「作って終わり」ではない。

買い手に使ってもらい、満足してもらえること。

これが最終目標です。

そのために、リソースは発展しないといけません。

商流は急激に変化しますが、基本となる考え方や

型はゆっくり年月をかけて変化します。

その見極めが重要です。

自社の強みを

「型」

と考えて、

商流に載せるために何をすべきか?

を考えていくのです。

生産の改善は何のために行うのか?

それは、顧客にどのようなメリットを与えるのか?

そこをベースとして考えて発展させるのです。

具体的には、

精密加工技術を持つ企業を例にしましょう。

大物は扱えないが、ワーク200mm程度の

難切削材を数十マイクロメーターの精度で加工する

会社があります。

精度よく、下流工程の生産性も

配慮した梱包輸送や

洗浄もしてくれます。

この会社の「型」は

難切削材料の高精度加工技術です。

それをニーズに合う加工形状に仕上げる提案を

協働でおこなうことで商流を逃しません。

ただ、商流を逃さない工夫があります。

それが、日ごろの疑問や違和感を放置しないことです。

少しでも「あれ?」と思うと止める勇気。

そして、すぐに対応して被害を拡大させない

判断力。

機械が壊れる前の予知保全や2Sといった基本的なことの

繰り返し・・・・

これがモノづくりだけにとどまらない

「コトづくり」

なのです。

彼らは、商流をつかむために

毎日「コト」を作っているのです。

簡単なことを続けるすごさです。

これが私の考える

リソースの発展です。

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