2018年4月6日金曜日

【No156】第2回_生産性向上その2~今のリソースが財産~


おはようございます。

今日もお付き合いください。

今日は「リソース」について書きます。

もちろん、ここでのリソースは

「機械」です。

中小企業製造業や個人でも様々な

「機械」をお持ちだと思います。

身近なものでは、

自転車

自動車

洗濯機

掃除機

など・・・

製造業では、

プレス機械

研削盤

NC

MC

など・・・

です。

今では、単独でつかう

「機械」

ではなく、

「つながる機械」

として、最先端技術を搭載したものも

増えています。

最先端の機械が生産性を向上させるとは限りません。

理由は、

1)使いこなせる能力の有無

2)自身の環境に合っているか?

3)目的とその達成レベル(目標)のロードマップが描けているのか?

がを検討しなければなりません。

新しい機械を導入する

「意味」

を考えてほしいのです。

狭い範囲の工程改善のために

安易に高価な機械を入れることがあります。

工程のボトルネックを改善する

という意味では正しいです。

しかし、生産性は

上流と下流が川の流れのようにながれること、

を目指すべきです。

全体バランスでの生産性向上は、

ボトムアップ型で行っていくといいです。

各工程の分析・実作業の実態を

「次工程へ渡す側」

「受け取る側」

「次工程へ送る側」

の立ち位置で改善をしてみるといいです。

そこで、見えてくることがあります。

それが

「ムダ」

です。

既存の設備や方法にも改善する余地があり、

使っていない機能が見えます。

また、違う使い方ができ、前後工程でも

活用できる場合があります。

例えば、半田のガスを吸うヒュームフード。

これを、接着工程に活かすこともできます。

揮発した接着剤の溶剤が人体に及ぼす影響をなくす装置として。

できるだけ、既存の設備に

「いのち」

を吹き込むことが生産性向上の最初にすべきことです。

そして、便利になるような工夫を追加して、

「つながる機械」

として独自の組織にあう

「専用機」を作りましょう。

今あるものは「財産」です。

捨てるのではなく、どうしたら使いやすくできるのか?

を考えることが、生産性向上への第一歩です。

次回は、活用について書いてみます。

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