2018年1月15日月曜日

【No.76】 第2回_技術士になるためにすべきこととは!?何かわからなかったころ


2回目は、「技術士になるためにすべきこととは!?何かわからなかったころ」
です。

一次試験は、一般の資格試験と同じ「暗記」と「過去問対策」だけで十分合格
できました。

二次試験はどうでしょう?

1年目から、セミナー受講や技術士の方と懇親を深めて技術士試験の合格を目指
していました。

受験最初は、旧制度の午前必須論文1800文字、午後選択科目3600文字でした。

そのため、論文作成と知識の補填を行おうと計画しました(2月時点)。

また、選択科目は、機械部門の①熱工学②流体工学で悩みました。

半導体製造装置の後工程で用いる装置の一部を開発していたので、流体が
メインのため「流体工学」と考えていました。

ところが・・・・

問題を見ても知識がないため、書くボリュームが稼げない(この時点で、
書くこと=キーワード知識と思う)という問題がはっきりしました。

また、4月の受験申込書添削(この時は10個の経歴のみ、筆記合格後の11月に
3000字提出)を添削してもらったとき、いかに表面的な仕事をしていたと
痛感しました(当時は、レベル差が全く分からず、単にレベルが低い程度
しかわからなかった)。

ここが誤りの始まりです。

「知識がない」=キーワードの詰め込みが必要!!

といういつもの資格試験脳になり、単に知識を「覚える」作業をしました。

結果、8月(当時は8月初旬の土日)の受験まで論文は1テーマがやっと・・・・
それも、判定は合格に程遠いもの。

さらに、事前の模試でもC判定(40%未満の出来)と・・・

試験当日まで、知識の補充と骨子の作成を行い、「どうにか文字数を埋める!!
こと」だけはできましたが、ともにB判定の不合格。

2年目は昨年の反省のもと、「もっと知識を!!」、「論文の書き方を!!」
12から行い論文も10テーマ程度作成しました。

しかし、必須C判定という結果(選択はB)。

ショックで立ち直れない状況でした。

また、翌年3回目の受験を正直悩みました。

家のこと(建て替え)、妻の入院(生死をさまようような非常につらい
病気でした)、子供の受験という様々なことがある中、勉強できるのか?
と考えたからです。

そこで、一度技術士受験の価値や技術士取得後のビジョンを考え直して
ました。

いままで、「なんとなく」が大勢を占めている中での受験。

やはり、今までの受験勉強方法ではだめであったことも含めて、いったん
なぜ取得する必要がある?」を考えました。

様々な方から、ご意見や励ましを受け、妻の退院、子供の受験終了、
家の問題も6月ごろには落ち着き、受験を決意しました。

3年目は、6月から始めて1枚の論文を仕上げ、A判定をいただきました。

正直、自信になりました。

あとからの気付きですが、「ドタバタ」の中で考えた取得の意義や取得後の
ビジョンを明確にしたことが良かったのだと。

技術士法の理解ということを、セミナーや受験本では書いています。

でも、聞き流して読み流していました。

特にセミナーでは、その場は納得していましたが数日すると・・・単なる
め込みの受験勉強をしていました。

結論は、「実務で使いこなす知識と経験を国語力で表現する」です。

つまり、知識は自身の根幹となる専門分野の体系的知識+αをもって、
経験(課題解決)事例を表現するだけなのです。

その練習は、実務でしかできません。

私は、3年目の受験時点で選択科目を「機械設計」にしました。

理由は、「経験」です。

就職してから、今までの根幹となる知識と経験は、機械設計であると
考えました。

あとは、表現方法と技術士試験特有のテクニックだけ。

難関の筆記合格後、体験論文3000字では業務の更なる振り返りができ、
口頭試験でもいい教えをいただきました。

口頭試験の時は、本当に感謝でしかなかったです(もちろん、合格したい
気持ちは強かったです)。

皆さんも、ぜひ技術士になるためにすべきことを振り返ってください。

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