2017年5月6日土曜日

【No13】本質は「シンプル」に宿る

5/6日本経済新聞のコラムから、タイトルは引用した。
本コラムは、経営書にある戦略理論フレームワークの良さを再認識する意味で書かれている。

私は機械設計技術者であり、ものづくりを20年以上してきた経験からいつも「シンプルさ」を前面に押し出してきた。理由は①シンプルなものほど壊れにくい②コアな要素にコストと設計要素を重点投入できる③メンテナンスがしやすい④シンプルなものほど、真の技術的価値が高いものが多い⑤原則を利用して、信頼性が高い、といったことから、常に意識している。

目新しいもの、最新技術は、複雑になり原理原則の重要性が増しているはずだが、複雑にする方がよく考えているように見えるだけで、枝葉末節のような技術に浮かれ本質(原理原則)を見失う可能性を秘める。
これらを俯瞰した視点で、管理し活用できる技術者が少ないことが、わが国の技術力低下を招いたと考えている。

私が取得した技術士は、「高等の専門的応用能力をもって、国民経済の発展と科学技術の向上に資する」役目がある。一企業に勤める私だが、上記の本質を大事にできる技術者を育て、社内外の仲間を広げて、役目をはたしていきたい。

0 件のコメント:

コメントを投稿

いつも本ブログを拝見いただきありがとうございます。
仲間を増やすための情報提供を毎日しています。ご意見・ご要望ございましたら、ぜひお願いします。