技術士受験のワザを伝えるブログ: 【技術士受験】No.1249試験対策（倫理綱領検証中間取りまとめ）

こんにちは、技術士＠機械総監の赤星(hiro-PE)です。

今日は、「倫理綱領検証中間取りまとめ」です。

昨年2020年6月、倫理委員会から下記の資料が出ています。

「前回の改定から１０年近くが経過しており、

技術士を取り巻く状況が大きく変化している。

倫理綱領が

この状況変化に対応できていないのではないか

との問題意識があった。」

とのこと。

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状況の変化の例として、下記が書いています。

① 東日本大震災をはじめとする大規模な自然災害の頻発、

原子力発電所事故による甚大な災害の発生を踏まえた、

社会の安全に対する考え方の変化

② 組織ぐるみの不正の頻発

③ IoT、AI、生命科学などの新技術や分野横断的事項の進展

④ SDGs などの持続可能性概念の広がり等

周辺状況や社会情勢に大きな変化が生じており、

これに対応するためには、倫理綱領の改定が必要と

の結論に達した。

綱領改定に当たり考慮すべき主な事項は、

次項のとおり。

（１）技術士会にとっての倫理綱領の役割・位置づけの明確化

専門職である技術士としてのあるべき姿を明確にし、日々実践するものとする。

同時に技術士会が技術士像を外部に対して表明する役割も持つ。

プロフェッション宣言との関係を明確に記載する。

（２）組織内技術士が、専門職として業務を誠実に履行する観点からの見直し他の組織内技術士とも連携して、

経営陣に働きかけるなど、倫理的組織文化の醸成に向けて取り組むことを明らかにする。

（３）大規模な自然災害の発生、科学技術の発展に伴う甚大な被害の発生への対応

リスクアセスメントを必修とし、非常時に致命的な災害を引き起こさないよう対策を行うことを表

現する。

（４）科学技術の進展により、高度化複合化する技術の現状を踏まえた対応

２１部門で構成される技術士の特色を生かし、他部門の技術士や専門家と協力する等、分野横断的

な視点から全体最適を目指す姿勢を表明する。

（５）SDGs（持続可能な開発目標）への対応

この「持続可能」は、環境・資源問題としてではなく、幅広い社会問題をも対象としている概念であるので、

綱領全体でこの実現に向けた行動規範を示していく。

（６）その他

利益相反についての記載内容の充実、公益通報者保護法についての言及、

人権関係の記載内容の充実などを図るとともに、

表現を適正化する。

これ、必須問題で注意ですね。

その悩みを

解決する方法は、

技術士がよく知っています。

それに習うことが、

最短ゴールであることを知っておいてください。